2018/9/16(日)ローズS
ここ1ヵ月ほど、血統を眺めるのがマイブームになりつつある。サンデー×サドラーズウェルズ系とヴァイスリージェント系が好き。
午前の未勝利や新馬戦の予想が楽しくなる一方、午後やメインの方で馬券を外すという…逆ブログになってしまうのだけは避けたい。
閑話休題。
阪神11R ローズS(GⅡ・芝1,800m)
このレースといえば、一昨年のシンハライト。まさかラストランになってしまうとは思わなかった。
去年は伏兵のラビットランが差し切り勝ちだったが、印象に残ってるのは2着のカワキタエンカ。ヤマカツグレースを抑えハナをとって、直線も垂れずに勝ち切るかと思った。
今年はどんなペースのレースになるか。
ぐろっさの推奨馬
差し決着読み。ただしマジで展開が読めないので、広く持ちたい。
◎トーセンブレス…阪神マイル重賞の好走歴◎
〇ウラヌスチャーム…4戦連続上がり最速
▲サトノワルキューレ…重賞差し切り勝ち〇、調教△叩きの可能性
△ラテュロス…レース傾向から抑えの逃げ馬
△オールフォーラブ…調教〇、騎手〇、厩舎〇
△サラキア…安定した成績〇
ウスベニノキミやスカーレットカラーも紐で持ちたいけど、点数多くなりすぎてしまう…。
①レース傾向
トライアルレースにも関わらず、人気薄が馬券に絡みやすいレース傾向が出ている。
Point①上がり最速
2012年(勝ち馬はジェンティルドンナ)を除いて、上がり最速馬は馬券に絡んでいる。
他のレースと違うのは、4コーナー通過順。阪神の外回りは直線が長く、上がり最速なら10番手以下からでも届くケースが多い。(括弧内は3,4コーナー通過順)
- 2017年 8人気1着(13-13) ラビットラン
- 2015年 7人気1着(16-15) タッチングスピーチ
- 2013年 9人気2着(15-17) シャトーブランシュ
- 2010年 6人気2着(11-11) ワイルドラズベリー
- 2009年 1人気2着(11-12) レッドディザイア
- 2008年 9人気2着(14-11) ムードインディゴ
Point②近年台頭している逃げ馬
去年のように、ここ数年は人気薄の逃げ馬が好走している。重賞や牡馬混合戦で好走したという共通点がある。
- 2017年 6人気2着 カワキタエンカ(千両賞アルアインの3着)
- 2016年 11人気2着 クロコスミア(GⅢ・3着2回)
- 2015年 3人気4着 レッツゴードンキ(GⅠ・2着など)
- 2014年 9人気3着 リラヴァティ(GⅢ・3着)
【参考サイト】
例年とは似て非なるレースに!?/ローズS - 小林誠 | 競馬コラム - netkeiba.com
関西TVローズSの過去10年データ、好走馬一覧(2018年9月16日阪神11R) | 競馬ラボ
②データ分析
前走レース
例が少ないものの、オークス以外のGⅠ組は結果を残せていない。春から夏にかけてレースを使ってきた馬のほうが結果を残しているようだ。
前走条件戦の場合、1着あるいは2戦以上連対中、重賞好走歴あたりの条件をクリアしているかもチェックしておきたい。
枠順
- 1枠(1-1-1-13)
- 2枠(1-1-2-13)
- 3枠(1-0-1-16)
- 4枠(1-1-0-16)
- 5枠(2-1-0-16)
- 6枠(1-2-1-16)
- 7枠(1-3-3-17)
- 8枠(2-1-2-20)
阪神芝1,800mは最初のコーナーまでの直線が長いこともあり、枠順にそこまで大きな差はないようだ。強いて言うならば、中枠よりは内か外の方が若干良く見える。
【参考サイト】
第1148回 オークス組の取捨がカギを握るローズS|データde出〜た|競馬情報ならJRA-VAN
③調教
JRA-VANの追い切り動画を見た主観。
調子良さそうな馬
ウスベニノキミ【A】
サラキア【A】
オールフォーラヴ【S-】
センテュリオ【A】
ウラヌスチャーム【A】
調子悪そうな馬
レッドランディーニ
サトノワルキューレ
④展開予想
前回通り4通りに分けるとするならば、個人的には以下の通り。(順不同)
----------逃げ----------
ラテュロス
----------先行----------
ゴージャスランチ
レオコックブルー
----------差し----------
オールフォーラヴ
センテリュオ
フィフニティ
サラキア
サトノワルキューレ
ウラヌスチャーム
スカーレットカラー
----------追込----------
レッドランディーニ
トーセンブレス
ウスベニノキミ
アンコールプリュ
ハナを主張しそうな馬はラテュロスしかいない。コーナーまで長いので、他の先行馬は出たなりで折り合い重視になるだろう。怖いのは、ゴージャスランチ×ノリの前ポツン。
4コーナー手前からの下り坂で仕掛けてきそうな馬と、それに反応して行く馬が結構いそう。スカーレットカラー、サラキア、センテリュオ、サトノワルキューレあたり。
先行馬やマクリをしたことある馬が数頭いるので、ラチ沿いあたりは混みそう。そうすると、外枠からスムーズに回ってこれそうなトーセンブレスや、上手く進路を取れた決め手のある馬が外差しを決めそうだ。
-おわり-
2018/8/19(日)札幌記念【回顧】
競馬は復習も大事だって聞いたので。 前記事↓
レースの結果およびレース後の騎手コメントは下記リンクから(外部URL)。藤岡祐騎手のコメントがカッコいい。
ぐろっさの推奨馬
◎サングレーザー…1着
〇モズカッチャン…3着
▲サクラアンプルール…6着
△スズカデヴィアス…12着
☆ゴーフォザサミット…7着
マカヒキを舐め過ぎてました。ホントすんませんでした…。ただ、予想通りの展開になって、サングレーザーが持ち前の瞬発力で差し切ったところは完璧だった。
この日はデムーロ騎手の調子がイマイチで、モズカッチャンが最後方ポツンした時は「終わった…」と打ちひしがれてた。結果的には大博打仕掛けて3着だったけど、サングレーザーが馬群から抜け出すところと、マカヒキが直線で抜け出したのを見た後だと、だいぶ健闘したなと思う。それぐらい上位は抜けてた。
馬券的には紐荒れを期待したけども、ちょっと強欲すぎた。サクラアンプルールは直線見せ場あったんだけど、吉田隼騎手いわく「仕掛けが早すぎた」らしい。次も人気しそうだけど、買い続けたいと思わせる走りだった。
①レース傾向
Point①勝ち馬の4コーナー位置取り【×】
過去10年では「7番手以内」が条件だったけれども、サングレーザーは4コーナー9番手から差し切った。このことから言えることは個人的に2つあると思ってて、それがこれ。
- このレースが例年以上にハイペースすぎた
- サングレーザーの末脚が例年の勝ち馬よりも優秀だった
「マイルが主戦だったサングレーザーが今回勝ち切れたのは、ハイペースを味方にしたから」というのは間違いない。ただ、道中を(7-7-7-9)と追走して、マカヒキ(15-14-13-11)と0.4秒しか変わらない上がり36.8を出したのは、実はすげえことなんじゃないかと思う。
4コーナー手前までサングレーザーの1馬身前にいた、スティッフェリオとクロコスミアの上がりはそれぞれ「37.5」と「37.7」だった。次走以降もこの馬の末脚に注目したい。
Point②上がり3F最速【◎】
ハイペースだから当然といえば当然なのだけど、上位4頭は上がり1位~4位で決まった。上がり3Fは来年も重視したい。
Point③連対馬の馬体重【◎】
こちらも上位4頭は488kg以上の馬で決まった。なぜそうなのか断定はできないけど、荒れた馬場の札幌は馬格がいるようだ。逃げ切るには、一昨年のネオリアリズムのように単騎逃げでないと厳しいだろう。
②データ分析
前走レース
掲示板の5頭は下記の通り。
サウンズオブアースは大健闘。
枠順
- 1枠(1-0-1-10)←サングレーザー①
- 2枠(1-2-1-9)
- 3枠(1-2-5-7)←マカヒキ②
- 4枠(1-2-0-14)
- 5枠(2-1-0-14)←スティッフェリオ⑤
- 6枠(1-1-2-14)←サウンズオブアース④
- 7枠(1-0-0-17)
- 8枠(1-1-0-16)←モズカッチャン③
よくよく見たら3枠の複勝率だけ異常に高い。記事では取り上げなかったが、「札幌芝2,000mにおけるルメール騎手の成績」+「3枠」=馬券圏内確定!(バナナの顔)という予想もできたかもしれない。見落とし。
前走距離
- 半年以上(0-0-1-5)
9か月明けだったマカヒキを叩きだと思い込んで嫌ってしまったが、長期休養明けの結果(※)や騎手・枠順のこともあったように、今回は様々なデータから推奨できることを見落としていた。
※3着1回は、2011年にレッドディザイアが有馬記念14着から8カ月ぶりでの記録(勝ち馬はトーセンジョーダン)。上がり最速の3着だった。
- 2週(0-0-0-8)
中2週だったスティッフェリオは5着と健闘したものの、データ通り馬券外。
③調教
特に言うこともないので割愛。調教の調子が良い馬が好走するかは展開次第であって、調子が悪そうな馬を切るのに調教は役に立つ。未勝利や新馬は調教が良いだけで勝っちゃうこともあるけどね。
④展開予想
今回のレースに関してはみんな予想できたと思う。サングレーザーが思ったよりも前目につけたことや、モズカッチャンが最後方に行ったときはどうなるかと思ったけど、そんな心配をする必要もなかった。
今年は逃げ先行馬が揃い過ぎたから、例年と一緒くたにして考えるのはまずいかもなあと思うくらい。展開予想、大事、ゼッタイ。
-おわり-
2018/8/19(日)札幌記念
深夜だとあれなんで、予約投稿を使ってみた。
話は変わりますが、札幌記念が夏のGⅠになるかもという話があがってますね。
ただGⅠになっても、秋のGⅠに向けたステップレースになってしまいそうな気がなんとなくします。
札幌11R 札幌記念(GⅡ・芝2,000m)
同レースは、一昨年、1.6倍の圧倒的人気となったモーリスがネオリアリズムに逃げ切られてしまったのが凄く印象に残ってる。
昨年は、サクラアンプルールが好位から抜け出して重賞初制覇。ただ、面子は今年よりも断然低レベルだったように思う。
今年は逃げ・先行馬が多い。故に、今回のテーマは上がり最速。
ぐろっさの推奨馬
一言解説付き。
◎サングレーザー…切れ味抜群、距離疑問
〇モズカッチャン…馬場問わず自在型
▲サクラアンプルール…充実期、騎手不安
△スズカデヴィアス…上がり最速候補
☆ゴーフォザサミット…3歳軽斤量、コーナー対応疑問、×蛯名
ミッキースワローも紐で持ちたいなーとは思う。
①レース傾向
Point①勝ち馬の4コーナー位置取り
過去10年分書くのは面倒なので各自で見て欲しいのだが、勝ち馬は7番手以内から決まっている。さらに、30頭中23頭が7番手以内から馬券に絡んでいることからも、直線までには好位を取りたい。
Point②上がり3F最速
2010年を除いて、上がり3F最速の馬は馬券内に絡んでいる。近5年では上がり2位の馬も馬券に絡んでいるため、瞬発力が着順に直結する。
Point③連対馬の馬体重
2010年以降、連対している馬の馬体重は476kg以上である。洋芝かつ馬場が傷んでいるからパワーがいるのか、真相はわからない。
②データ分析
前走レース
- 函館記念(3-2-5-37)
- 安田記念(0-1-1-1)※2014年ホエールキャプチャ、2016年モーリス
- 目黒記念(0-1-0-5)※2015年ヒットザターゲット
- 大阪杯(0-0-1-1)※2017年ヤマカツエース
- 鳴尾記念(0-0-0-1)
- 海外G1(0-2-0-5)※2008年マツリダゴッホ、2012年ダークシャドウ
- OP特別(0-0-0-14)
- 条件戦(0-0-0-7)
重賞組が本線。近年は函館記念組が穴を空けるケースが多い。
海外帰りでも嫌いすぎは注意。オープン以下は割引きして考えたほうがよさそうだ。
枠順
- 1枠(1-0-1-10)
- 2枠(1-2-1-9)
- 3枠(1-2-5-7)
- 4枠(1-2-0-14)
- 5枠(2-1-0-14)
- 6枠(1-1-2-14)
- 7枠(1-0-0-17)
- 8枠(1-1-0-16)
枠の有利不利はあまりなさそうだが、最内と外枠2つはいまひとつか。
前走間隔
- 連闘(0-0-0-3)
- 2週(0-0-0-8)
- 3週(1-0-0-8)
- 4週(1-1-2-20)
- 5週~9週(5-4-3-36)
- 10週~25週(3-5-4-34)
- 半年以上(0-0-1-5)
間隔が空いても来る馬は来る。中2週のスティッフェリオはちょっと割り引きたい。
③調教
調教を過信し過ぎてもあれなので今回は軽めに。書いてない馬は普通に走ってる。
調子良さそうな馬
調子悪そうな馬
- アストラエンブレム
- アイトーン
④展開予想
各馬のポジションを4通りに分けると、個人的には以下の通りになる。特に、逃げの2頭はすでに宣言が出ているので濃厚だ。
----------<逃げ>----------
マルターズアポジー
アイトーン
マイスタイル
----------<先行>----------
クロコスミア
ネオリアリズム
スティッフェリオ
----------<差し>----------
サングレーザー
アストラエンブレム
ゴーフォザサミット
サクラアンプルール
ナイトオブナイツ
モズカッチャン
----------<追込>----------
マカヒキ
サウンズオブアース
スズカデヴィアス
ミッキースワロー
結論から言うと、ハイペース差し決着読み。札幌コースは平坦で直線が短いので先行を軸にしたいところだが、逃げ馬のハナ争いが激しくなるのは避けられない。
また、直近の札幌芝は差し決着が多い。先週土曜と日曜、今週土曜のレース傾向を見ると勝ち馬の8割は差し・追込。とにかく上がりの早いが目立つ。
差し・追込馬を軸にして、札幌適正のある先行馬を紐に組むと良さそうだ。
だいぶ省いた部分あるけど4時間も掛かった…うーんこの
-おわり-
2018/8/18(土)未勝利・新馬の盛り合わせ
お久しぶりです。POG馬が活躍する夏競馬が好き。
北海道旅行、楽しかった。ディーマジェスティに再会できて本当に嬉しかった。
さて今回は少し趣向を変えて、土曜日の個人的に気になる馬をピックアップしてみる。
①新潟1R 2歳未勝利(芝1,600外)
自信度:☆☆☆
・ワイルドオーキッド
前走でケイデンスコールの3着(0.6秒差)に食い込んだ同馬を推したい。ケイデンスコールは、アドマイヤマーズの新馬でハナ差2着だった実力馬。今回は先行馬が4,5頭いて人気馬もいるので、ペースが流れて差し有利の波乱展開が濃厚に見える。
・ミチビキ
グレイシアが2着に6馬身差つけて勝った前走では、前残りの掲示板で後方から3着。芝1,400mから距離延長で、より末脚を生かせそう。
②札幌2R 2歳未勝利(芝1,800m)
自信度:☆
・サトノサイベリー
前走で距離延長して、後方3番手から良い脚を使って3着。この距離は合っていそうで、今の札幌は差しが効くので買い時と見た。
・トーセンジェロニモ
軽斤量。1秒以上差をつけられているものの、2戦とも相手が強かった。レベル下がって今回はチャンス。
×ブラックウォーリア
こんな連闘して大丈夫か?そろそろツケが回ってきそうなので切りたい。
③新潟2R 2歳未勝利(ダ1,200m)
自信度:☆☆☆
・ラブミーサアヤ
前走東京芝1,600からダート転向。父スウィフトカレント、母父フレンチデピュティ、半兄コパノアラジンと、ダート向きの血統。引き続き軽斤量の藤田菜騎手、スタートも良いので押し切れそう。芝スタートで1枠1番だけ気がかり。
・ヒマワリオジョウ
前走福島芝1,200からダート転向。父ロージズインメイは初で、下級戦の短距離ダートで勝ち星が多い印象が強い。前走は0.4秒差の4着とスピードがあることは示したので、今回外枠芝の有利を生かしていけそう。
・アプラウス
前走新潟芝1,400からダート転向。父パイロ、全兄にブルームーンがいる。馬格がないことと、後方すぎて届かない心配があるが、外から差しが届けば。なんといっても「競馬はパイロ」。
④小倉5R 2歳新馬(芝1,200m)
自信度:☆☆
・マイネルカゲツ
父アドマイヤムーンは芝の短距離に良績が目立つ。母ニシノムーンライトは元準オープン馬。兄弟も2歳3歳からよく走っているので、軸に推したい。
・バレエシューズ
父ノヴェリスト×母父アグネスタキオン。馬体が良く仕上がりは早そうなので抑えたい。
・ハニーウィル
こちらも同じく好馬体。父ヘニーヒューズは芝・ダート問わず短距離の良績が目立つ。母父サンデーサイレンスの血に期待(?)。
⑤新潟5R 2歳新馬(芝2,000m)
自信度:☆
母母エリンバードの子に、2011年オークス馬のエリンコート。父ハービンジャー×母父クロフネは、ノームコアやサトノアリシアといった準オープン~オープン馬を輩出する組み合わせ。
・ロジャーバローズ
従姉にジェンティルドンナがいる良血馬。ディープなので黙って買い。
眠くなったので、今回はこれくらいで。
2018/7/1(日)ラジオNIKKEI賞
今年も半分が終わりましたね。
夏競馬はあまり良い思い出がないのですが、今年は頑張っていきたいということで早速見ていきます。
福島11R ラジオNIKKEI賞(GⅢ・芝1,800m)
このレースの予想をする上でまず話しておきたいのが、2013年に開幕週へ移行した点。(引用:佐藤ワタル氏「チャンス襲来!」)
2014年以降は勝ち時計が1秒以上早くなっており、近3年はディープ産駒が3連勝しているように、よりスピードが求められます。
そのため、近5年の傾向に絞って見ていきたいと思います。
ぐろっさの推奨馬
データ的に以下の印になったが、買う気がまったく起きない。データ派とは。
◎イェッツト
〇エイムアンドエンド
▲メイショウテッコン
△1シセイヒテン
△2キボウノダイチ
△3ケイティクレバー
◎イェッツト
筆者は宗教上の理由で鞍上を軸にすることができないが、レース展開を考えると好位差しがしっかりできる同馬が信用できる。
何より戦ってきたのが、ジェネラーレウーノ、コズミックフォース等の重賞で結果を残している相手だからである。鞍上がよっっっぽどヘマをしなければ連対までには入ると思う。
気持ち的には昨年POG指名馬のフィエールマンを軸にしたいところなのだが、キャリア2戦、スローペースの経験のみ、中10週など条件は非常に厳しいと感じる。
〇エイムアンドエンド
先行して早い上がりも使える関東の馬、という条件にぴったり合う。クラシックは参戦しなかったものの、そのおかげか動きが抜群に良くなっており、好走必死と見た。
テンが早い馬なので馬群に包まれずに先行できる強みがあり、前走よりも3kgも軽いので乗り替わりでも大野騎手が魅せてくれると信じる。
▲メイショウテッコン
同じく先行して上がりが使える。本命か対抗になるところだが、関西の馬なのでこの位置まで下げた。
ただ、前走白百合Sをミドルペースで逃げて3馬身差で圧勝しているように、ポテンシャルは一番高いのではないだろうか。
先行して末脚も良し、成績の良い2枠、早い時計にも対応できる、と好走条件は揃っている。逆に言えば、不安な点は関西馬であることと、調教がポリトラックで行われたこと。
△3兄弟
順番に。△1シセイヒテンは、1,600mではあるが、先行してハイ・ミドルペースの競馬にも対応できる点が向くと見た。関東馬で今回は斤量も軽くなるが、勝ち切れないので抑えまで。
△2キボウノダイチは、調教の欄で詳しく説明するが出来は良さそう。2,000m以上のレースを使ってきたが結果を残してるのは1,800mや1,600mなので、距離短縮の今回は狙い目と見た。
△3ケイティクレバーは、近走負けすぎてはいるものの戦ってきた相手が強い。この人気で買えるなら抑えておくべきだと強く思う。鞍上が主戦の小林騎手に戻り、期待度が高い。
①レース傾向
Point①人気馬+穴馬2頭
- 2017年 2-8-9 ミドル
- 2016年 1-9-5 ミドル
- 2015年 1-4-12 ミドル
- 2014年 5-1-7 ハイ
- 2013年 8-14-5 スロー
上記は1-2-3着の人気とレースペース。人気馬が苦戦しているのがよくわかる。
勝ち時計が遅い2013年を除けば、上がり3Fは11秒後半の早いペースを各F毎に刻んでいる。
馬券に絡んだ穴馬の共通点は以下のどちらか。
- 4コーナー3番手以内+上がり3Fが35秒台前半
- 上がり3Fが34秒台前半
Point②関東馬が優勢
15頭中12頭が美浦の馬。さらに言えば、2015年勝ち馬のアンビシャスを除いて栗東の人気馬はすべて4着以下。
(もっと言えば、この時アンビシャスは56.5kgのトップハンデを背負って3馬身差以上の圧勝なので、レベルが違いすぎた)
前日2番人気のメイショウテッコンが栗東からの参戦だがはたして。
②データ分析
前走レース
今年の出走馬の主な前走レースは以下の通り。
- 京都新聞杯(0-0-0-4)
- 共同通信杯(0-0-0-0)※×中9週以上
- 毎日杯(0-0-0-2)
- 白百合S(0-4-0-12)
- プリンシパルS(2-2-2-9)
- 500万下(3-2-2-43)※1,000万下がいない
今年は前走重賞組が少なく、500万下からの参戦が13頭中7頭となっている。
データは少ないが結果を残していない上に1,000万下からの馬もいないため、前走データからは白百合S、プリンシパルS、500万下の馬が軸となる。特に、2勝以上している馬や戦ってきた相手が強い馬に気を付けたい。
なお、共同通信杯からの明けとなるエイムアンドエンドだが、中9週以上は(0-0-0-15)とデータ的には消し(引用:JRA「データ分析」)
枠順
- 1枠(1-0-1-7)
- 2枠(1-2-2-4)
- 3枠(0-1-1-7)
- 4枠(0-0-0-9)
- 5枠(1-0-0-9)
- 6枠(1-2-0-7)
- 7枠(0-0-0-10)
- 8枠(1-0-1-8)
上記は過去5年分。外枠も健闘しているが、基本は内枠有利。外枠の場合は、先行して前目につけるか、追込で馬群に包まれないレース展開が出来ないと厳しい。
③調教
今回から筆者の主観も入れていく。
エイムアンドエンド
美浦Wコース良で3頭併せ、内を強め(52.6-37.5-12.6)。前脚を大きく上げて走るド迫力なフォームで、これまでよりも脚の回転が早くなっている。
特に、直線に入って左手前を右に変えてから回転の切り替わりがすごい。小回りもまったく問題なさそうだ。
ケイティクレバー
栗東CWコース良で単走、外をやや強め(81.8-65.8-51.0-38.4-11.6)。同馬もエイムアンドエンドと同じく、直線に入って右手前に変えてからの回転が速い。
ほとんど馬なりの調教で早い時計が出ていることからも、今回のデキは良いと見た。
キボウノダイチ
栗東CWコースで単走、外目を馬なり(83.4-66.9-51.6-37.5-12.0)。ケイティクレバーと比べると少し遅いが、低いフォームの走りは安定性を感じる。500kgの大型馬だが太さは感じない。
④展開予想
土曜の芝レースのおさらいから。
芝7レース中、3回がミドル、4回はハイペースになった。馬券に絡んだ21頭中16頭は逃げ・先行馬。しかも差しは2着までと、前が止まらないのは明らか。
それを踏まえて出走馬の脚質を見てみると、13頭中6頭は先行する面子。少なくともハイ寄りのミドル以上になることは避けられないだろう。
前に行った先行馬のうちの2頭、そして好位から差してきた1頭で決まると読んでいます。
ミドルペース以上で先行かつ、上がり3Fが35秒台程度で走ったことがあるのは、メイショウテッコンとエイムアンドエンド、シセイヒテン。2頭が穴馬候補か。
以上、ラジオNIKKEI賞の予想でした。最後まで読んで頂いて嬉しいです。
2018/06/10(日)エプソムC
久々の更新になってしまった。
今年の5月もあっという間で最the高でしたね。ダービーはだいぶ荒れた決着になってしまいましたが、福永祐一騎手が平成最後のダービージョッキーを勝ち取ったのは感動的でした。
それから、17年のPOG指名馬アーモンドアイが圧倒的な末脚で2冠を達成して、個人的にめっちゃ嬉しかったです。牝馬3冠を獲って、ジェンティルドンナと肩を並べる名牝になってほしいなあ。
18年のPOGもこれからすごく楽しみです。
さて本題へ入りましょう。
東京11R エプソムC(GⅢ・芝1,800m)
昨年は、前走1,400mの京王杯SCから参戦したダッシングブレイズがまさかの勝利。
残り200mあたりで「お前じゃな゛い゛っ!!!」って叫んでたのは記憶に新しいです。馬券は当然外れました。
今年はあんな目に合わないためにも、しっかり傾向を見てから決めます。
ぐろっさの推奨馬
◎ダイワキャグニー
〇グリュイエール
△サトノアーサー
☆サーブルオール
◎ダイワキャグニー
僕の推し馬の1頭。東京開催は(5-0-1-2)で、着外になったのはダービーとハナ差で負けた毎日王冠のみ。1,800mに限れば(3-0-0-1)。
大本命ではありますが、初の重馬場、鞍上が変わったことによる脚質変更(先行→差し)、あまり成績の良くない前走メイS組などなど…不安材料はたくさんあります。
しかし!天才ジョッキー横山典弘にすべて任せます!お願いノリちゃん!!!!!
※横山典弘騎手の東京1,800m成績は(11-3-3-28)で、勝率24.4%もあります。(1番はMデムーロ騎手の30.6%)
ぶっちゃけ、この馬2着固定にするのが一番デジタルだと思うよ。
〇グリュイエール
詳しくは後述してありますが、先行して脚が使える点や、不良馬場での調教時計が大変良いため、対抗筆頭に選びました。
前走の府中Sはドスローになった恩恵もありますが、道中2,3番手からレースを運んで上がり33.7秒(最速は33.3秒)の脚を使えています。
それも2年1ヵ月の長期休養明けで高いパフォーマンスを発揮してくれました。今回は明け2戦目で、さらに良いパフォーマンスが見れそうです。
▲アデイインザライフ
近2走は見せ場のない競馬になってしまいましたが、重賞実績(新潟記念勝ち)のある同馬。この馬も実は東京巧者で、(3-1-2-1)と着外は4着1回のみです。
最大の強みは、どの位置からでも安定して上がり最速の脚が使えるという点。中団より後ろからがほとんどですが、稍重の馬場でもしっかり伸びてくる堅実さを評価します。
また国枝厩舎は東京1,800mと相性が良く、(13-5-4-33)で勝率23.6%とぶっちぎりのトップ厩舎です。(2位は8勝の尾関厩舎)
不安なのは、馬が終わってしまった可能性がある点。調教動画がJRA-VANに挙がってなかったので、当日の返し馬次第ですね。
△サトノアーサー&☆サーブルオール
サトノアーサーは大外枠が厳しいのもありますが、テン乗りの戸崎騎手がいきなり手綱を捌けるのかが心配。前走ではダイワキャグニーに迫っているので、抑えで。
サーブルオールは連勝しており東京も相性が良いのですが、いかんせんまだ準オープンを勝ち切ったばかり。さらに、体質の関係で強い調教ができないことが少しネックなので、こちらも抑えまで。
①レース傾向
Point①人気馬の好走が多い
過去5年を振り返ると1~8番人気の馬で決着しており、そこまで荒れないレース傾向。(1-2-3-4)人気以下で見ると(3-2-2-8)で、毎年3人気以内のうち1頭は馬券に絡んでいました。
Point②人気4歳馬の好走が多い
過去5年、馬券に絡んだ4歳馬は15頭中8頭。特に、過去10年で1番人気になった4歳馬は1着2着ともに4回ずつと、連対率約80%です。
<例外の年>
※2014年 1番人気 4歳マジェスティハーツ 6着
※2013年 1番人気 5歳アトノアポロ 7着
※2009年 1番人気 5歳ヒカルオオゾラ 2着
Point③前走大敗からの巻き返しが多め
(Point①と若干矛盾していますが)それぞれの前走レースを見てみると、5着以下に敗れた馬が15頭中8頭。これらの馬の共通点は以下のどちらか。
- この条件(東京芝1,800m)で上がり最速の脚が使える
- 先行して上がり33秒後半から34秒前半の脚が使える
②データ分析
前走レース
今年の出走馬の主な前走レースと、過去10年成績は以下の通り。
ご覧の通り、前走重賞組はやっぱり好成績ですね。ただ、今年は重賞上位組がほぼいないため条件戦で好走した馬が軸となるか。
前走メイS組が5頭もいますが、成績は控えめに言ってもよろしくないところが最大の不安材料…。
枠順
- 1枠(2-0-1-15)
- 2枠(1-1-3-13)
- 3枠(2-1-1-15)←〇グリュイエール
- 4枠(1-3-1-15)←☆サーブルオール
- 5枠(1-1-0-18)←◎ダイワキャグニー
- 6枠(2-1-1-16)
- 7枠(0-1-1-25)←▲アデイインザライフ
- 8枠(1-2-2-23)←△サトノアーサー
これといった飛び抜けて有利な枠はない模様。
前走距離
- 1,400m(1-0-0-9)
- 1,600m(4-4-2-28)
- 1,800m(2-4-3-40)
- 2,000m(3-2-5-43)
- 2,100m以上(0-0-0-17)
昨年のダッシングブレイズを除いて、1,400mと2,100m以上は馬券絡み無し。該当するのはスマートオーディンとマイネルミラノ。
意外なのは、1,800mよりも1,600mの方が好成績という点。該当するのはベルキャニオンとアデイインザライフだが果たして。
③調教
今週は中間で天候が崩れる日があったため、各馬によって調教馬場が良だったり不良だったりしてます。当日も台風で天候が悪いことを考えると、不良で好タイムを残している馬の印を上げるべきか…悩みどころです。
3枠5番 グリュイエール
単走。栗東坂路の不良馬場を(52.0-37.8-24.8-12.6)。不良馬場でこの好タイムを出せるということは、悪天候馬場は一番向いている可能性が高い。
8枠16番 サトノアーサー
併走。栗東CWの不良馬場を(53.5-38.9-11.6)。同じく、不良馬場でしっかりと末脚を使えることをアピール。走りの重心が低く馬なりに見えるので、さらに上があるのでは。
5枠10番 ダイワキャグニー
単走。美浦南Wの良馬場を(69.1-53.9-40.1-13.0)。いつも調教でそれほど早い時計を出す馬ではない(記憶が合っていれば)ので、タイムはおいといて、鞍上の動きにすぐ反応して大きなストライドで走っているので状態は良さそう。
④展開予想
今回はフルゲートにはならなかったものの、16頭もいるので展開予想が重要になりそう。
結論から言うと、スローペースにはならずミドルペースにはなると考えています。
今年は内枠に先行馬、外枠に差し・追込馬が分かれるような順番となりました。3枠6番のハクサンルドルフは下げて、6枠12番のマイネルミラノは先行すると思いますが、それ以外は概ね分かれています。
そのため、内枠の馬たちはすんなり好位を取りに行くでしょう。もしそのまま内枠の先行馬同士で争ってくれれば、外枠差し決着が濃厚です。
しかし、ここ最近の東京競馬場の馬場傾向や悪天候で重馬場になることを考えると、ペースが流れても前残り決着のパターンは考えておいた方が良さそうだと感じます。泥をかぶってやる気がなくなる馬もきっといるだろうから。
以上、エプソムCの予想でした!!