2018/05/06(日) NHKマイルカップ
まずは先週の天春の振り返りから。
◎レインボーラインが見事に1着!予想記事の要素がいろいろハマった感じでしたね。
ただゴール後に跛行していたことがわかったようで…JRAのゴール後インタビューは気を利かせてほしかったですね。
シュヴァルグランも2着になったものの、道中3番手からあの競馬が出来たのは流石。3着クリンチャーも、菊花賞がフロックではないことを証明してくれました。
カレンミロティックは本当にお疲れ様でした。気性が激しいらしいので乗馬が少し心配。
さて本題。
東京11R NHKマイルカップ(GⅠ・芝1,600m)
昨年のNHKマイルはよく覚えてるんですよね。当時推してたアエロリットとボンセルヴィーソがきたから。あと返し馬が一番良く見えたリエノテソーロに2着取られて、めちゃくちゃ悔しかったから。
今年はどの馬が馬券に絡んでもおかしくない混戦模様。多少点数が多くなっても、気になる馬は抑えておいた方が良いかもしれないですね。
ぐろっさの推奨馬
◎タワーオブロンドン
〇テトラドラクマ
▲ケイアイノーテック
△1パクスアメリカーナ
△2ミスターメロディ
△3カツジ
△4レッドヴェイロン
※画像と順番違いますが、有力なのは番号順
◎タワーオブロンドン
1番人気の本命となってしまいますが、馬群から出せれば連対は固そうな1頭。
3走前の京王杯2歳Sは1,400mでしたが、前残りの馬場を7番手から上がり最速の33.2秒で2馬身差の差し切り勝ち。
今回距離は伸びるものの突き抜けた同系の相手もいないので、33秒台の末脚があるならばいけるでしょう。
〇テトラドラクマ
前走のクイーンCは前残り馬場だったとはいえ、1,000m57.8秒で通過してそのまま押し切る強い内容。
今開催の東京競馬場も超高速馬場なので、前目で競馬ができるのは大きな強み。枠も良く、田辺騎手の先行策がハマれば勝ち負けまである。
▲ケイアイノーテック
ずっとマイルを使っている点と、戦ってきた相手の強さを評価しました。
3歳牡馬1級線のダノンプレミアムやジャンダルムと0.6秒差の競馬をしていること、位置取りに自在性がありながら掲示板を外さない安定性の両立。
カツジやパクスアメリカーナに負けていますが、どちらも仕掛けが早すぎて差し切られているだけ。
調教時計・内容も共に良く、今回も好走してくれそうです。
①レース傾向
昨年は2着のリエノテソーロが13番人気だったということもあり、馬連172倍、三連複500倍の荒れ模様に。
過去10年を見ても馬連が100倍を超えた年が4回もあり、穴馬の激走には注目したいところ。
今回は、馬券に絡んだ30頭から共通点を見出していきます。
Point①穴馬の激走パターン
馬券に絡んだ2桁人気の馬は以下の通り。
- 2017年 2着 リエノテソーロ(13人気)
- 2016年 3着 レインボーライン(12人気)
- 2014年 2着 タガノブルグ(17人気)
- 2014年 3着 キングズオブザサン(12人気)
- 2013年 1着 マイネルホウオウ(10人気)
- 2012年 3着 クラレント(15人気)
- 2009年 1着 ジョーカプチーノ(10人気)
- 2009年 3着 グランプリエンゼル(13人気)
- 2008年 3着 ダノンゴーゴー(14人気)
このように様々で、全馬に共通する要素はないが、3つくらいに分ければ条件はいくつかある。
- 上がり3Fが3位以内
- 4コーナー3番手以内
- 4コーナー9番手以内かつ上がり3Fが34.4以内
ちなみに、ハナを取った穴馬は1頭も馬券に絡んでいない。
昨年は6番人気のボンセルヴィーソが3着を取ったが、それ以外は16年メジャーエンブレム、14年ミッキーアイル、12年カレンブラックヒルと、すべて1番人気に推された馬たちだった。
Point②馬格のある先行馬
2014年から、馬体重が478kg以上ある先行馬が勝ち続けている。以下は、勝ち馬の馬体重と4コーナー通過順。
また上の4頭を含め、過去10年で馬券に絡んだ30頭中12頭が478㎏以上かつ4コーナー5番手以内だった。
Point③マイナス馬体重
近5年、15頭中11頭はマイナス馬体重の馬で決まっている(内2頭は±0)。
そのうち9頭は前走重賞組で、さらに絞ってきた馬が好走する傾向にある。
②データ分析
前走レース
出走馬の主な前走レースは以下の通り。今年は皐月賞組がいない。
母数が多いものの、前走ニュージーランドトロフィー組は好成績を残していますね。
今年は前走アーリントンC組が4頭いますが、データがあまりないのはなぜか。
例年では、2月の第4土曜日(または3月の第1土曜日)に行われていたため、中2月も空いていたからです。今年から4月の第2土曜日に開催されるようになり、中3週となりました。
実のところ「中3週」というステップは桜花賞とNZTも当てはまるため、今年のアーリントンC組は良い結果を残すのではと考えています。ただすでに人気してるので買い方が難しい。
また、今年の桜花賞はレコードタイムのハイレベルでした。今回当レースに出走するプリモシーンとアンコールプリュはそれぞれ10,11着でしたが、タイムは例年の勝ち馬並に優秀なのでチャンスはありそうです。
枠順
- 1枠(0-2-2-16)
- 2枠(2-0-1-17)
- 3枠(1-2-1-16)
- 4枠(2-0-0-18)
- 5枠(2-1-1-16)
- 6枠(0-0-3-17)
- 7枠(2-2-1-25)
- 8枠(1-3-1-25)
上記の通り、これといって有利な枠があるわけではなさそう。
1枠と6枠に勝ち馬がいないところが少々気になりますね。今年は最内にNZTの勝ち馬カツジがいますが、はたして。
③調教
4枠7番 タワーオブロンドン
美浦の坂路を馬なりで(53.0-38.0-24.6-12.0)。コーナー手前で僚馬と2馬身ほどの差からアタマ差ほどの先着で、レースでも中団から同じ走りをしてくれれば勝ち切れそう。
6枠11番 ケイアイノーテック
栗東の坂路を強めで(53.9-39.3-25.1-12.2)。僚馬と競り合ってクビ差ほどの先着で、栗東坂路で末脚がこれだけ伸びるなら府中も合うはず。
8枠16番 ミスターメロディ
栗東のCWを強めで単走して(66.5-51.3-37.3-11.6)。時計が非常に良い。直線の走りは前脚を大きく上げる迫力あるものだった。
④展開予想
フルゲートなので展開予想が非常に難解ですが、個人的には高速馬場および差し馬多数のため前残りを想定しています。
- 逃げ…カシアス、テトラドラクマ
- 先行…ミスターメロディ、レッドヴェイロン
- 差し…多数
- 追込…プリモシーン、アンコールプリュ
※一部の馬のみ
あと、今回は同厩舎からの多頭出走が非常に多いです。
- 池添厩舎…カツジ、カシアス
- 中内田厩舎…フロンティア、パクスアメリカーナ
- 藤沢厩舎…ファストアプローチ、タワーオブロンドン、ロックディスタウン
- 藤原厩舎…ギベオン、ミスターメロディ
- 堀厩舎…ルーカス、デルタバローズ
スタート~コーナーまで
逃げを主張しそうなのはカシアスとテトラドラクマ。後者は早いラップでそのまま押し切る競馬が勝ちパターンなので、先頭はテトラドラクマになる想定。
その後ろ先行集団には、リョーノテソーロ、ダノンスマッシュ、デルタバローズ、ミスターメロディーあたりが続くでしょうか。
6,7番手あたりに、ギベオンとレッドヴェイロンが追走。
それ以降は団子状態になりそうですが、有力馬同士がお互いをマークして固まっていそう。
そのためカシアスとテトラドラクマ次第ですが、ハイ寄りのミドルペース想定です。
4コーナー手前~直線
コーナーから捲くっていく競馬をする可能性があるのは、カツジ、プリモシーン、パクスアメリカーナ、ケイアイノーテックあたりか。
直線ではカシアスは早々に後退して、テトラドラクマが内でかなり粘る展開になりそう。
それ以外は馬群から抜け出せるかどうかになりますが、わりと前目につけて良い脚が使えるケイアイノーテックとレッドヴェイロンは、好勝負できるのではと考えています。
後ろ過ぎると、超高速馬場になっている今の東京では届かないでしょう。
以上、NHKマイルカップの予想でした。今週もお読み頂いてありがとうございました。
何か反響があるとモチベに繋がるので、はてなブログのコメント欄でもTwitterのリプでも頂けると幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
2018/04/29(日) 天皇賞(春)
回顧記事を書く時間がなかった面倒だったので、まずは先週の振り返りを軽く。
本命を打ったモズアスコットが、まさかの先行策で粘って2着を取ってくれました\ヤッター!/
ただそれ以外は空振りも良いとこだった。結局、保険で買ったサングレーザーとの馬連しか当たらず。サングレーザーに関しては、戦ってきた相手のレベルが流石に違った。
京都11R 天皇賞(春)(GⅠ・芝3,200m)
今年も春のGⅠ月間がやってきた。というわけで、まずは春の天皇賞をばっちり当てていきたいところ。
ぐろっさの推奨馬
☆ガンコ
△クリンチャー
ぶっちゃけ絞り切れないし、もっと広めに買っておきたい。
いつも通り◎〇▲の3頭から。
◎レインボーライン
軸に最適として、近年好調の阪神大賞典勝ち馬を本命に。前走は、馬体重+10kgの余裕を残した調整で見事に完勝し、過去10年で2番目に良いタイム。
昨年は最後方からの追込となってしまい見せ場なく終わってしまったが、今年は前走のようにマクリの競馬もできるようになったことも大きい。
唯一の懸念は外枠という点だが、マクリの競馬をする同馬にとっては外に出しやすくなってプラス材料だろう。軸に推す。
〇カレンミロティック
さすがに10歳の馬を対抗に挙げるのは抵抗があるのだが、今回はプラス材料が多すぎる。
内枠先行、前走阪神大賞典5着(0.8秒差)、一昨年2着、主戦の池添騎手、近4年好成績を残すハーツクライ産駒、馬体の良さはピカイチ。
ラストランということもあって応援したい気持ちがないわけではないが、一波乱あってもおかしくはない。
▲シュヴァルグラン
昨年2着の同馬にとってこの1戦は負けたくないはずで、かつ出走馬の中でもっとも実績があるのは同馬。京都芝の成績は(2-2-3-1)と、あらゆる距離で結果を残している。
前走は大敗してしまったが、元々同馬は阪神コースがあまり得意ではない。また、スワーヴリチャードの仕掛けで特殊なレースとなってしまったことや、休み明け初戦ということを考えてもあまり重く受け止める必要はないだろう。
それでもこの評価にしたのは、鞍上の影響が大きい。三浦騎手は天皇賞春での実績がないことや、前走の結果は乗り替わりが原因だと考えることもできるからだ。
ぶっちゃけ切ってしまおうと考えていたのだが、SGWさんが切る予定なので買う。
①レース傾向
昨年は1-4-2人気の上位決着となったが、近年の傾向では2桁人気の穴馬も絡む荒れ模様の長距離レース。加えて、1番人気がよく飛ぶレースでもある。
今年の1番人気はほぼ間違いなくシュヴァルグランになるだろうが、はたして。
Point①穴馬の共通点(?)
過去10年、馬券に絡んだ2桁人気の馬とその着順は以下の通り。
- 2016年 13番人気・2着 カレンミロティック(2枠3番)
- 2015年 10番人気・3着 カレンミロティック(1枠2番)
- 2014年 12番人気・3着 ホッコーブレーヴ(3枠6番)
- 2012年 14番人気・1着 ビートブラック(1枠1番)
- 2010年 16番人気・3着 メイショウドンタク(2枠4番)
- 2009年 12番人気・1着 マイネルキッツ(1枠2番)
カレンが2回絡んでいるものの、上記の馬たちからわかることが3つある。
- 内枠(1~3枠)
- 4コーナー4番手以内
- 上がり3F34.0以内(※ホッコーブレーヴ)
ミッキーロケット、カレンミロティック、ヤマカツライデンの3頭が条件に当てはまりそうだ。
Point②リピーターレース
競馬歴の長い皆さんにとっては当たり前のことだが、京都芝3,200mは年に1回、この天皇賞(春)のみ行われるレース。そのためリピーターレースの傾向がとても強い。
- 2017・2016年 シュヴァルグラン(2着・3着)
- 2016・2015年 カレンミロティック(2着・3着)
- 2014・2012年 ウインバリアシオン(2着・3着)
- 2010・2009年 マイネルキッツ(2着・1着)
Point③前日の京都芝傾向
天皇賞春に直結するかどうかはわからんが、3つ目は前日土曜の京都芝の傾向について。
- ペースに関わらず逃げ先行が好成績
- ハーツクライ産駒(3.1.0.5)
先週のマイラーズCは差し決着となったが、今週は全体的に逃げ先行の割合が多い。
また、ハーツクライ産駒は4年連続で馬券に絡んでいる。今年は5頭もいるがはたして。
②データ分析
今週も過去10年分のデータでガバっていくぞー。
前走レース
出走馬の主な前走レースは以下の通り(レースレベル順)。
大阪杯をステップにした馬たちの成績が良い傾向で、今年はヤマカツライデン、シュヴァルグラン、スマートレイアーの3頭。
阪神大賞典と日経賞の優劣はつけにくいが、近3年は日経賞組が馬券に絡んでいない。また、前走日経賞組が絡む年の阪神大賞典では、その勝ち馬を含めほぼすべての馬が馬券圏外になっていた。
これらのことから、「日経賞組が馬券に絡む年は、同年の阪神大賞典のレースレベルが低い傾向にある」とみて良いだろう。今年の阪神大賞典のタイムは過去10年で2番目に良いタイムなので、日経賞組は軽視してみようと思う。
枠順
- 1枠(5-1-1-12)
- 2枠(1-2-2-14)
- 3枠(1-1-1-17)
- 4枠(1-0-1-18)
- 5枠(0-1-0-19)
- 6枠(1-1-2-16)
- 7枠(0-2-1-24)
- 8枠(1-2-2-24)
長距離レースだから当然だが、内枠の成績が非常に良い。内ラチに沿っていかに距離ロスなく走ることができるかどうかが重要で、リピーターが多い要因でもある。
外枠の成績も悪くないのだが、これを「A(13年~17年)」と「B(08年~12年)」に分けると近年の傾向がわかる。
- A:1~4枠(5-3-3-29)
- A:5~8枠(0-2-2-44)
- B:1~4枠(3-1-2-32)
- B:5~8枠(2-4-3-39)
そのため軸は内枠から選んだ方が良いかもしれない。
[参考動画]
『!内ラチの上を走れ - #28 天皇賞・春2018~大混戦!狙うは成長著しいあの穴馬!~』
③調教時計
先週に続いて、今週の追い切りも不良馬場がほとんど。
1枠1番 ミッキーロケット
栗東の坂路を(52.6-37.8-24.8-12.8)。真っ直ぐ走れていることと、馬が軽く走っているわりには良いタイムが出ているところを評価。
イマイチ買い所が難しい同馬だが、一昨年の菊花賞5着馬(サトノダイヤモンドと0.7秒差)。鞍上が主戦の和田騎手に戻り、一変あってもおかしくない。
3枠6番 ガンコ
栗東の坂路を(54.4-39.2-25.1-12.3)。昨年10月から1ヵ月に1戦ペースで使い詰めではあるが、調教でしっかり末脚を伸ばしているので問題はなさそう。
5枠10番 サトノクロニクル
栗東のCWを(52.4-38.2-11.3)。不良馬場でこれだけ良いタイムが出ていることからも、前走より良い走りをしそう。
気になるのは僚馬が先着している点。相当早い時計のはずなのだが、相手が重賞馬なのだろうかわからない。
④展開予想
今回は難しそうなので割愛。てかもう4時だし寝る。あとで直接聞いて。
以上、天皇賞(春)の予想でした。
2018/4/22(日)マイラーズC
今週の予想に入る前にまず、先週の皐月賞は予想記事を上げられなくて申し訳なかったです。
軽く振り返ると、◎ジャンダルム〇グレイル▲サンリヴァル△色々、という感じでした。エポカドーロに勝たれて馬券はかすりもしませんでしたね。
レースレベルに疑問を感じましたが、ひとまず推し馬のグレイルは本番でも良い勝負ができることを確認できました。
京都11R マイラーズC(GⅡ / 芝1600m)
さて、じゃあ今回もヒントになりそうなデータをまとめていきます。
ぐろっさの推奨馬
◎モズアスコット
◎〇▲の3頭から。
◎モズアスコット
3走前の渡月橋S(1600万下)で圧勝してから、推し続けてる馬。
前走は逃げ馬をクビ差で差し切れなかった惜しい競馬で、平坦な京都と距離延長は同馬に向いているとみた。
7,8番手あたりで先行勢の様子を見ながら競馬ができるのも、今回プラスに働くでしょう。土曜のルメール騎手の成績が悪かった点が不安。
〇ヤングマンパワー
全22戦中20走がマイルの専用機。2走前にリアルスティール等の牡馬一線級と0.3差の惜しい競馬をしており、昨年の3着馬でもある。(1着イスラボニータ、2着エアスピネル)
美浦の馬ではあるけど、陣営が長期滞在させて入念な調整が行われていることからも、ここは勝ちに来ている可能性が高い。
最内枠番というのが不安なところだが、インが得意な岩田騎手への乗り替わりがプラスとなれば。
▲ブラックムーン
詳しくは後述しますが、今年の京都金杯勝ち馬。
同馬もほぼマイル専用機かつ末脚をしっかり使えるため、展開が噛み合えば決め手はある。
前日の福島牝馬S(GⅢ)で勝った秋山騎手が騎乗するため、キンショーユキヒメと似た騎乗をしてくれれば勝てるイメージはある。
①レース傾向
本レースは2011年と12年を境に阪神から京都に変わったので、12年以降を参考にしていきます。
6年分の結果を見てわかるのは以下の点。
- 5歳馬
- 1枠・5枠は割引(?)
まず目立つのは、18頭中8頭が馬券に絡んでいる5歳馬の活躍。2014年は上位人気のディープ産駒5歳馬で決まったように、実力馬には注目したい。今年出走する5歳馬はエアスピネルとロジクライの2頭。
また、枠順の項で詳しく説明するけど、過去6年の1枠(0-1-0-9)と5枠(0-0-0-11)はほぼ結果を残せていない。上位人気の馬も馬券に絡めていないため、馬群に包まれがちな枠は割引か。
ただし、前日土曜の傾向ではどちらの枠も馬券に絡んでいるので、馬と騎手次第といったところか…?
②データ分析
過去10年分で申し訳ないですが、一応数字の方も見ていきます。過去6年分だけを抽出してまとめるのが面倒だったというわけではない。
前走レース
出走馬の主な前走レースは以下の通り。
一応安定しているのは東京新聞杯組。今回は3頭出走しているけども、どの馬も穴なので紐に一考か?
ちなみに頭の良い皆様ならお気づきだと思いますが、毎年勝ち馬の前走レースがバラバラ。中日新聞杯とか中山記念とか香港マイルとか。
開催が開幕2週目の京都であることや、今年のメンバーレベルから見ても一波乱あってもおかしくない。
というわけでOP特別組も侮れない。上位人気を厚く買うのも一考だが、重賞で好走した実績馬を軸にして、OP特別組の伏兵を考えた買い方をしてみたい。
【補足】京都金杯との関連
面白い情報を1つ。
実は本レースが京都マイルに代わってから、同年の京都金杯勝ち馬が出走した年は必ず馬券に絡んでいる。今年の勝ち馬はブラックムーン。
※エアスピネルとエキストラエンドは東京新聞杯を挟んでの出走。
[引用元]
https://fukakukeiba.com/milers-cup/
枠順
その年によって頭数が変わるレースなので、少しばらつきがある。過去6年分がんばってまとめました。
- 1枠(0-1-0-9)
- 2枠(2-2-0-7)
- 3枠(0-1-2-8)
- 4枠(0-1-1-9)
- 5枠(0-0-0-11)
- 6枠(0-0-3-9)
- 7枠(1-1-0-13)
- 8枠(3-0-0-12)
一番期待できるのは2枠。次点で3枠・6枠といったところか。
7枠や8枠も馬券に絡んではいるけども、今回は人気薄が固まっていてなんとも言えない気持ち。ただ、グァンチャーレの調教は良かった。
③調教時計
ほとんどの追い切りが不良または重馬場で行われたため、本番で一変する可能性がある。それにしても上位人気以外の馬の好時計が目立つ。
エアスピネルは、僚馬の鞍上に何度もチラ見されて「まだ(追ってこないの)?」という印象を受けたため不安が大きい。
モズアスコットは勢いこそ凄いけど、それにしたって真っすぐ走れてないので不安。
ロジクライは平凡。
以下、よく見えた数頭をピックアップ。
1枠1番 ヤングマンパワー
栗東Wの不良で(81.6-65.0-50.2-36.6-11.9)。3頭合わせで3馬身程の追走から、一杯に追われて半馬身程の先着。動きも時計も非常に良く、滞在期間など他の観点からも陣営の本気度が伺える。
6枠10番 ブラックムーン
栗東Wの不良で(83.3-67.4-52.6-38.5-12.1)。同じく3頭合わせで3馬身程の追走から、一杯に追われて2馬身程の先着。一番外目を走って僚馬を圧倒しているので、こちらもコンディションが良い。
8枠14番 グアンチャーレ
栗東坂の不良で(52.4-37.4-24.2-12.1)。単走ではあるものの、不良馬場+馬なりでこの好タイム。走りも、軸がブレずに真っ直ぐ走れていて整っていた。
④展開予想
まず始めに。京都のため前残りを軸にして考えたい方が多いと思いますが、前日土曜の京都はほぼ差し決着の傾向でした。
マイルでも上がり3F最速が34秒台前半の時計がかかる馬場で、今回は先行馬も多いため、差し決着読みです。
(※一部の馬は省略)
スタート~コーナー終わり
どの馬がハナを取るかは難しいところですが、ロジクライとエアスピネルが飛び出していくでしょう。
番手集団にヤングマンパワー、ベルキャニオン、ムーンクレスト、ダッシングブレイズが続いて、その後ろにグァンチャーレ、モズアスコットが追走。
最後方では、サングレーザーとブラックムーン。ブラックムーンの方がやや前にいる想定。
先行集団が多いため、1,000mは57秒後半くらいのペースになると考えてます。
直線~ゴール
直線に向いて先行馬が徐々に後退していく中、内からヤングマンパワーがじわじわ伸びてきて、その後ろで外に出してモズアスコットも追走。
カーブで徐々に位置を上げたブラックムーンも伸びてきて、最後方から大外をぶん回してサングレーザーも伸びてくるが、追込は直線足りず。
中団からモズアスコットが差し切ってゴールイン。内で粘ったヤングマンパワーと、外から伸びてきたブラックムーンが食い込んでフィニッシュ。
こんな感じで考えてます。
以上、マイラーズCの予想でした。
2018桜花賞回顧
平日は長いのに休日は一瞬で終わるの不公平。
半分以上は競馬に持ってかれるんですけどね。楽しいからやめられね。
というわけで、今週もやっていきます。
桜花賞
1着 アーモンドアイ
2着 ラッキーライラック(1 3/4)
3着 リリーノーブル(1/2)
4着 トーセンブレス(1 3/4)
5着 マウレア(ハナ)
タイム 1.33.1(桜花賞レコード)
1,000m 58.7
前半3F 34.5
後半3F 34.4
POG馬のアーモンドアイが見事な差し切り勝ち。展開がスローにならなかったことも味方したけど、上がり3F33.2の末脚は魅せつけてくれたなあ(上がり2位はトーセンブレスの34.2で1.0秒差)。
アーモンドアイが勝ったとはいえ、他4頭は阪神JFの1~4着で決まったことからも、この5頭は素質が高いと感じさせるレースでした。
推奨馬の振り返り
上位に挙げた3頭で決まったのに、3連単は◎-〇-▲の分しか持っていなかった。馬券はアーモンドアイとリリーノーブルの単勝、◎▲-△の馬連とワイドだったので単勝しか取れませんでした。
ぶっちゃけアーモンドアイをそこまで信用できなかったことと、ラッキーライラック×石橋Jに無敗でオークスへ行ってほしい気持ちが後押しして、買い目をミスった。一貫性は持つようにしよ。
◎リリーノーブル
3着。アーモンドアイには及ばなかったものの、あと50mあればラッキーライラックを差し切る脚色はあった。
レースは6番手で外目を進んでいくことができて、掛かってしまうこともなく上手いこと回ってきたと思う。とても賢い馬だなと感じた。
掛からずに前目で競馬ができるのはとても大きな強みだと感じるので、距離延長は歓迎なのでは。どちらかというと、トップスピードに乗るまでに時間がかかるタイプとみた。ルーラーシップ産駒だからたぶんそう。
〇アーモンドアイ
1着。追込好きとして、今回のレースで今後も単勝を買い続けることが決定した。
強い先行馬が多かったこのレースを、差し切って勝ったのは大きい。1頭だけレベルの違う末脚の強さだった。
小柄ながら飛びの大きい同馬なら府中で末脚をさらに活かせるし、母フサイチパンドラは2006年オークスの2着馬(1着カワカミプリンセス)。唯一の懸念事項である距離延長も不安はない。
余談だけども、フサイチパンドラは去年の12月に亡くなったらしい。
▲ラッキーライラック
2着。先行馬が多かったこのレース、1枠1番であの立ち回りができたのは同馬だけだったに違いない。
スタートから200mくらいでコーディエライトとアンヴァルに被されてからは、道中3番手あたりをじっと追走。このままだと前が詰まるかと思いきや、直線向いて少し開いた2頭の外目を抜け出してきた。
賢くて操縦性の高い馬。リリーノーブル同様強い先行馬なので、引退まで活躍し続けるだろうなあ。あのオルフェーブルの産駒にしてはお利口さん。
△アンヴァル
17着。スタートは良かったものの、道中はラッキーライラックを追走して、直線ではずるずると後退してしまった。
アーモンドアイと同じくロードカナロア産駒で、Fレビュー4着にもかかわらず14番人気。チャンスと思ったけど、出走レースを見てわかる通りスプリンター適性が高い。
母アルーリングボイスが、小倉2歳S(1200m)やファンタジーS(1400m)を勝っていることからもそれは明らかで、そこまで確認してなかった。
今回は適正外なので度外視して、今後距離短縮で人気が落ちるなら全力で買いたい。
△レッドサクヤ
7着。調教映像が一番良かったのと、松山騎手とのコンビだったので頑張ってほしい気持ちで応援してた。
レースでは積極的な先行策で5番手あたりを追走。直線向いてからはラッキーライラックに並びかけるも、坂で失速してしまった。ただ、坂を上がってからもうひと伸びできたので距離は問題なさそう。
4着から7着までは全頭ハナ差の大接戦。3着リリーノーブルとは0.3秒差と、かなり良い結果を残せたと思う。
今後は得意な京都や、芝の荒れていない中京の内枠で勝負していきたい。
△ハーレムライン
14着。同馬がハナを取りに行くと思い込んでたんだけど、道中は6番手中を追走(内にリバティハイツ、外にリリーノーブル)。直線ではラッキーライラックの後ろを追いかけていたけれども、リバティハイツとレッドサクヤに挟まれる形で徐々に失速。
上がりの使える先行馬タイプではあるけれども、今回は展開が早く相手も強かったか。キャリア8戦もちょっと使いすぎたかなって印象だった。
未勝利戦とはいえ、中山では3回走って(1-1-1-0)と好成績。距離延長、あるいはカーブが多いコースで復活できそう。
データの振り返り
要点を振り返っていきます。
レース傾向
- 内枠不利→△
- 前走1着馬→◎
- ディープ産駒→?
内枠不利について。今年は1~3枠の着順が2-6-7-8-11-取消と、そこそこ良い結果を残した。ただ、2枠3番のリバティハイツは枠が良ければ3着もあったかもしれない。
前走1着馬について。今年はアーモンドアイ(シンザン記念)とラッキーライラック(チューリップ賞)の前走1着馬ワンツーフィニッシュ。ただし、今年はチューリップ賞(および阪神JF)組のレベルが高い。
ディープ産駒について。ロードカナロア-オルフェーブル-ルーラーシップで決まったためデータ通りとはいかなかったが、各産駒の代表牝馬が集まった感がすごい。僅差の4,5,7着はディープ産駒なので、やはり桜花賞(というよりも阪神1600m)はディープ産駒を重視した方が良い。
前走レース
結論から言うと、今年も上位3頭は前走西側のレースに出走した馬の決着となった。これで6年連続ということになるから驚きだ。
シンザン記念から直行したアーモンドアイを除けば、チューリップ賞組で決まっている点も例年通り。当然ながら、王道ローテで結果を残す馬は桜花賞も強い。
枠順
- 1枠(0-0-1-19)→2着 ラッキーライラック
- 2枠(0-0-0-19)
- 3枠(1-1-0-18)
- 4枠(2-2-0-15)→4着 トーセンブレス
- 5枠(4-0-3-13)→3着 リリーノーブル
- 6枠(0-2-2-16)
- 7枠(2-2-3-23)→1着 アーモンドアイ
- 8枠(1-3-1-25)→5着 マウレア
上から順に見ていく。
1枠1番で今回印を下げた方も多いであろうラッキーライラックだが、レースでは石橋Jが120%馬の力を引き出せる騎乗をした。結果、データ通りにはいかず2着。これで降ろされたらどうすりゃいいのってレベルだった。
5枠9番で最良の枠を手に入れたリリーノーブルだったが、今回は1,2着馬が強すぎた。3着のタイム(1.33.5)は、例年の平均から言うと勝ち切っているレベル。
また、チューリップ賞2着のマウレアは5着だったが、枠が入れ替わっていたら3着になっていたのはマウレアだったと思う。
7枠で過去に3着内に入った馬は追込タイプの馬が多く、アーモンドアイもその条件にピッタリだった。前走シンザン記念でも3枠スタートから下げて馬群の外から差し切ったように、外枠は相性が良い。
以上、長くなったけど桜花賞の振り返りでした。気になるところや書いてないことがあったら、コメントお願いしまーす。
2018/4/8(日)桜花賞
去年は稍重開催で、今年と同じくらい良いメンツが揃ってて予想が間に合わなかった。
適当に行けそうな気がする馬に単勝1,000円ずつ入れて、たまたまレーヌミノルが勝ってくれたんだよなあ。
阪神11R 桜花賞(GⅠ/芝外1600m)
土曜のメインだった阪神牝馬Sと同じコース。その結果は7枠のワンツーフィニッシュ。
その7枠にPOG指名馬のアーモンドアイが!本命にしようと考えだしたところで、面子が良すぎることに気付く。
今年はかなりの混戦模様。過去には、単勝1倍台のソウルスターリングやルージュバックが取り逃したレース。何が起こるかわからない。
ぐろっさの推奨馬
◎リリーノーブル
〇アーモンドアイ
▲ラッキーライラック
△アンヴァル
△レッドサクヤ
△ハーレムライン
まず言えるのは、自分の目で見てパドックや返し馬で「良かった」と感じた馬を馬券に組んだ方が良い。
あと人気馬が軸になってしまって申し訳ない。3着は紐荒れを期待して、多少広めに買っていきたい。
では◎〇▲3頭の解説から。
◎リリーノーブル
後述するデータや調教面から見て、今回は同馬が勝ち切れると判断。
隣のハーレムラインについていけば良いポジションを取れるし、ラッキーライラックほど内で揉まれたり詰まる可能性も低い。
鞍上は最近調子の良い川田騎手。ここは勝負。
〇アーモンドアイ
POG指名馬なので本来なら本命にしてました。が、シンザン記念から直行という点で少し不安なので対抗に。
牡馬混合のシンザン記念を勝ったのは確かに良いけれども、2~5着の次走はすべて5着以下になっていることからレースレベルが微妙だった可能性が…。
一方、シンザン記念で好走した馬が桜花賞でも結果を残すという例(下記参照)もあるので期待したい。
▲ラッキーライラック
最内を嫌ってこの評価に。しかし逆に言えば、枠以外嫌う要素がほとんどない。強いて上げるなら、フルゲート且つ断然1番人気なのでマークが激しくなりそうなこと。
4戦無敗の重賞3連勝馬とはいえ、もし2頭以上にマークされたら厳しい展開になることは避けられないでしょう。
それでもまだ底を見せていないと思ったので、消しまではいけませんでした。枠順もそれほどマイナスではないことがわかってしまった。
①レース傾向
いつも通り過去10年の傾向から見ていこう。
- 内枠不利
- 前走1着馬
- ディープ産駒
詳しくは後述するけど、1~3枠の馬は30頭中3頭しか馬券に絡んでいない。1枠は3着1回のみ、2着に至っては0頭で、3枠は2015年レッツゴードンキ1着と2017年リスグラシュー2着。
それから、前走1着馬は30頭中13頭が馬券になってる。だいたい半分。今年は6頭いるから、この中から軸を選んでもいいかもね。
あと言うまでもなくディープ産駒が強い。というかサンデー系。30頭中9頭はディープ産駒(サンデー系は30頭中27頭)。ただし今年はロードカナロア産駒がいるからどうなるか。
②データ分析
正直どこまでデータが通用するのか不安で仕方ない。過信し過ぎない程度にポイントだけ抑えていきたい。
前走レース
今回はちょっと多いけど興味深いデータだと思う。
- チューリップ賞(7-4-6-27)
- Fレビュー(2-0-2-52)
- エルフィンS(1-1-0-2)
- クイーンC(0-3-0-14)
- フラワーC(0-1-1-10)
- 阪神JF(0-1-0-2)
- アネモネS(0-0-1-23)
- 東開催(0-4-1-48)
- 西開催(10-6-9-99)
前走戦はいろいろあるけれど、東西に分けるとやっぱり西側の好成績が顕著に出る。
さらに詳しく見てみると、近5年は15頭中すべての馬が前走西側のレースで、以下の3頭を除くすべてがチューリップ賞組という結果に。
今年は前走チューリップ賞組が4頭しかいないので、軸を絞りやすいか…?(ラッキーライラック、スカーレットカラー、リリーノーブル、マウレア)
さらに2008年~2013年で馬券に絡んだ東側の5頭は、すべて前走1着で桜花賞に臨んでいる。今年該当するのは、アネモネS(中山1600mOP)を制したハーレムライン1頭のみ。
枠順
まずは過去10年の枠順成績を見て欲しい。
- 1枠(0-0-1-19)
- 2枠(0-0-0-19)
- 3枠(1-1-0-18)
- 4枠(2-2-0-15)
- 5枠(4-0-3-13)
- 6枠(0-2-2-16)
- 7枠(2-2-3-23)
- 8枠(1-3-1-25)
一番良い結果を残してるのは5枠。今年はリリーノーブルとアンヴァルで、特に後者は前走Fレビューで勝ち馬と0.1秒差の4着にも関わらず2桁人気。
一方、冒頭でも軽く触れた通り1~3枠の成績は悲惨の一言。1枠1番のラッキーライラックにとっては厳しいデータに見える。
ただし1枠の平均人気は10.6人気で、5人気以内は20頭中2頭しかいなかったため、消すほどの強い理由にはならない。
【参考サイト】
桜花賞2018の過去10年のデータから傾向を分析!1枠2枠は未連対と劣勢
③調教時計
よく見えた何頭かをピックアップ。
1枠1番 ラッキーライラック
栗東W良で(67.1-52.3-38.2-11.6)。馬なりでこの時計というところにも驚きだけど、映像を見るとまだ7割くらいの力でしか走ってないように見える。本気で追い出したらどうなるんだこれ。
3枠5番 レッドサクヤ
栗東W良で(67.1-51.2-37.7-11.7)。馬なりでこの時計を出すあたり前走エルフィンS1着の勢いはそのままで、映像でも直線の伸びが一番良く見えた。
5枠9番 リリーノーブル
栗東W良で(66.8-51.3-36.9-11.5)。強めに追われて、出走馬の中でも一番良い時計を残した。映像もレッドサクヤの次に良く見えた。首の位置が高いのが特徴的だった。
眠いので今回はこれくらいで。
日経賞・高松宮記念回顧
だいぶ久々になってしまい申し訳ないです。
私事ですが、大阪杯は現地で見てきました。いろいろありましたが、スワーヴの強さは本物ですね。
さて本題。
日経賞
ちょっと日が経ってしまったので軽く。
1着 ガンコ
2着 チェスナットコート
3着 サクラアンプルール
4着 ロードヴァンドール
5着 トーセンバジル
タイム 2.33.9
各馬の位置はめちゃくちゃだったけど、ペースはスローになった。タイムそのものは平凡。
人気馬が飛ぶというところだけは合ってた。
推奨馬の振り返り
◎トーセンバジル
良いスタートダッシュで先行集団に入ったかと思ったんだけど、抑えてポジションを中団に下げちゃった。ロードヴァンドールがハナ取りに行ったから、ハイペースになるとでも思ったのだろうか。
4コーナーあたりから馬群が詰まってしまって、それでも抜け出せれば良かったんだけど、突き抜けるほどの末脚ではなかった。本調子じゃなかったかなあ、という印象が強かった。
次回に期待。
〇サクラアンプルール
道中ほぼ最後方で控えて、4コーナーで大外ぶん回しからの3着。推奨した穴馬が馬券になるのは嬉しかったけど、このメンツだからギリギリ馬券になれたって感じ。
直線は2着のチェスナットコートを1度交わしたんだけど、坂上がったところで置いて行かれてしまった。ポジションが後ろ過ぎて、末脚がもたなかったのかな。
上がり3Fは34.6秒で最速だったけど、相手がこれより強くなったら通用しないだろうなあ。
▲ガンコ
馬も騎手も良いと思ってたけど、まさか初中山で勝ち切ってしまうとは思わなかった。
ロードヴァンドールを差し置いてハナを取りに行ったのも驚いたし、最後の直線でもうひと伸びしたのも凄いなと思った。
△キセキ
大阪杯のスワーヴを見た後にこの記事を書いてるから、今思えばルメールもあれみたいなことしたかったのかなあと。
失敗してしまった結果、天皇賞春を回避して宝塚の予定らしいんだけど、鞍上は未定。
末脚が強い同馬の走りが個人的に好きなので、立ち直ってほしい。
☆ロードヴァンドール
ハナを取られて自分のペースにできなかったのが痛かった。
ガンコとの勝負付けはハッキリしたけど、今後自分のペースで競馬が出来そうなときは狙い目だと思う。
データの振り返り
予想した記事で取り上げたデータが、どれくらい結果につながったかを今回から振り返ってみる。
レース傾向
記事で上げたのは以下の2点。
- 4コーナー5番手以内
- 上がり最速
勝ち馬のガンコは4コーナー2番手。上がり2位の2着チェスナットコートと、上がり最速の2着サクラアンプルール。
該当週の傾向的にも、レースレベルが上がるほど好位差しが決まりやすいという予想は当たってた。
前走レース
前走条件戦(0-0-0-11)だった、ガンコとチェスナットコートが馬券に絡んでしまうあたり、今年のレースレベルは低かったと見て良いだろう。
前々走が有馬記念だったサクラアンプルールが3着だったのは◎。
ジョッキー
騎手の得意不得意が顕著になったレースだった。
- 蛯名(3-0-1-5/9回)←2着
- 田辺(1-1-1-3/6回)←3着
- デム(0-0-0-3/3回)←5着
- 戸崎(0-1-0-4/5回)←6着
- 福永(1-2-1-2/6回)←7着
- 藤岡祐(0-1-0-0/1回)←1着
- 横山典(0-1-0-7/8回)←4着
- ルメ(0-0-0-1/1回)←9着
中山2500mは騎手の差が結構ありそう。
以上、日経賞の回顧でした。
高松宮記念
レッドファルクスが飛ぶとは思わなかったよね。もうそれに尽きる。
1着 ファインニードル
2着 レッツゴードンキ
3着 ナックビーナス
4着 ダンスディレクター
5着 ブリザード
タイムは1.08.5(良)
ペースは当然のようにハイ。タイム自体は平凡だった。
推奨馬の振り返り
◎レッドファルクス
もうほんとなんでレッドファルクス、もう。位置取りが後ろ過ぎ&インに突っ込んだのが敗因。脚質的にも年齢的にも、1200mは早すぎてもう間に合わないのかも。
ただ同馬の末脚は健在で、4コーナーまでに中団に上がってるとか、大外に出してるとかなら差し切ってたと思う。それくらい伸びが違った。
多分なんも考えずに大外ぶん回しただけで勝てると思う。次走で人気が落ちるようなら厚く買っていきたい。
〇ファインニードル
予想記事で取り上げた通り馬体がものすごく綺麗で、完成した感じだった。
鞍上も乗れてる川田騎手で、勝つべくして勝ったという感想。どこまでこの調子が続くかは見極めて馬券を考えたい。
▲ネロ
出遅れて、スタートから鞍上がめっちゃ腕動かしてて草不可避。まあそれじゃあ持たないわな。
△キングハート&☆ブリザード
実は直前にパドックと返し馬を見て、この2頭は買いませんでした。買ったのはナックビーナスとダンスディレクター…
データの振り返り
正直今回はめっちゃ予想が外れた。→予想記事
レース傾向
- 先行有利
- 毎年必ず1頭は前走1400m組が入る
前者で取り上げた「4コーナーで7番手以内の馬が30頭中20頭」は、馬券になった3頭が4コーナー6番手で並んでたからズバリ的中。
ただ、自信があった後者の方は今回いなかった。けれど前走が阪神Cだったダンスディレクターが4着だったことを考えると、考えは合っていたと思う。
その他の前走データ
自信の消しだったレッツゴードンキが強かった。
前走フェブラリーS組(0-0-0-4)、1600m(0-0-0-10)、ダート(0-0-0-9)から信用性に欠けると思ったんだけど、昨年2着の実績馬なのに嫌いすぎたなと反省。
牲別成績
2,3着に牝馬が絡んだことと、コメントがあったので追記。
- 牡馬・セン馬(5-5-4-65/79)
- 牝馬(1-1-2-24/28)
その他の重賞と比べると、牝馬の成績もそこそこ良いものでした。
以上、高松宮記念の回顧でした。
2018/3/25(日)高松宮記念
フェブラリーSに続き、今年2回目のGⅠ。
4月に皐月賞があって、あっという間にダービーがくる。マジで1年早い。
中京11R 高松宮記念(GⅠ/芝B1200m)
今年もフルゲート。結構好メンツだと思う。
昨年は見れなくて一昨年は見てたけど、ビッグアーサーが1.06.7という驚異的なレコードで勝ったのが印象的だったなあ。
過去10年、勝ち馬は1~5人気からのみ決まってる。その一方で、10人気以下が(0-1-3-83)と穴馬の活躍もたまにある。短距離らしいね。
ぐろっさの推奨馬
〇ファインニードル
▲ネロ
△キングハート
☆ブリザード
消セイウンコウセイ
まず◎〇▲の3頭から軽く解説。
◎レッドファルクス
ぶっちゃけ、中京コースでこの馬が飛ぶイメージがまったく想像できない。同馬の中京成績は(3-0-1-0)で文句なし。 そして後述する様々なデータが後押しするように、1番人気でも今回切ることはできませんでした。
前走は位置が後ろすぎるにも関わらず3着で、鞍上がデムーロに戻った今、不安要素はほぼありません。
〇ファインニードル
前走シルクロードSでは、昨年の勝ち馬セイウンコウセイに0.3秒差の完勝。馬体・調教ともに優れた状態で、こちらも信用できる。シルクロードS組は実績もあり、相手としては申し分ない。
▲ネロ
前走オーシャンSでは、4着だったものの0.1秒差の惜しい内容だった。また前々走の京阪杯でもハナを切って勝ち切っているように、タフさも兼ね備えた逃げ馬と言える。
傾向からして逃げ切り勝ちというのは考えていないが、調教でもしっかり動いており、ミナリクJが前走から引き続き騎乗するのもプラス。
①レース傾向
過去10年の傾向を見ていて気づいたのは、以下の2点。
- 先行有利
- 毎年必ず1頭は前走1400m組が入る
スプリント戦ということもあって、4コーナーで7番手以内の馬が30頭中20頭。さらに10番手より後ろの馬は2着までで勝ちは無い。
それから前走1400m組が絡むのは、毎年この時期の中京1200mがそれだけタフな馬場であることを意味していると思う。
本日3月24日に行われた中京12Rの岡崎特別(芝1200m,稍重)で、3着にシンボリバーグ(前走芝1400m)が絡んでいることからも、その傾向は出てる。
②データ分析
基本フルゲートだからデータ量も多いぞー書くの大変だぞー
前走レース
今年の出走馬の主な前走は以下の通り。(一部の馬のみ)
- 阪神C(2-2-1-15)→ダンスディレクター
- 阪急杯(3-5-3-42)→ダイアナヘイロー、レッドファルクス
- オーシャンS(3-2-3-59)→ナックビーナス、ネロなど多数
- シルクロードS(3-1-3-17)→ファインニードル、セイウンコウセイ
- フェブラリーS(0-0-0-4)→レッツゴードンキ
- 海外GⅠ(1-0-1-3)→ブリザード
(※阪神Cのみ過去5年分)
過去10年馬券になったのは前走重賞組のみだけど、今年はすべての出走馬が前走重賞。特にオーシャンS組が9頭も出走して多いけど、数字的には阪急杯組が優秀かな。
ただレッツゴードンキだけは、後述するデータでもマイナスが目立つ。
その他の前走データ
- 1200m(7-4-7-83) 6.9% 10.9% 17.8%
- 1400m(3-6-3-51) 4.8% 14.3% 19.0%
- 1600m(0-0-0-10)
- ダート(0-0-0-9)
「レース傾向」でも触れたけど、ご覧の通り連対率・複勝率ともに前走1400m組の方が優秀。また、前走1600mおよびダートは消しというデータに。
枠順
過去10年の枠順成績は以下の通り。
- 1枠(0-0-1-11/12)
- 2枠(2-1-0-9/12)
- 3枠(2-1-0-9/12)
- 4枠(0-0-2-10/12)
- 5枠(1-0-1-10/12)
- 6枠(1-1-0-10/12)
- 7枠(0-1-1-15/17)
- 8枠(0-2-1-15/18)
1枠は不振、一方で2,3枠は良好。外枠はそれほど悪くはない。
昨年の勝ち馬で今回1枠1番のセイウンコウセイにとっては厳しいデータで、2枠3番ブリザード、3枠6番のレッドファルクスはおさえたいところ。
③調教時計
良く見えた何頭かをピックアップ。
3枠6番 レッドファルクス
美浦南W稍で(66.6-51.1-38.4-13.1)。一杯に追ってこの時計だが、とにかく迫力がすごい。直線向いていつものように外から飛んでくる。
5枠9番 ファインニードル
栗東坂路重で(54.3-39.5-25.7-12.8)。馬なりでしっかりと伸びている。前脚の伸び方(?)が一番綺麗で力強く見えた。あと馬体の毛艶がめちゃくちゃ良い。
8枠17番 キングハート
美浦南W稍で(82.2-66.0-51.4-37.9-12.3)。一杯追いでレッドファルクスよりも良い時計。前走オーシャンSを勝ち切った状態を保っているようで、今回も好走の予感。
④展開予想
序盤で先行有利とは言いましたが、逃げ切り勝ちというケースは非常に稀なレースです。ほとんどは好位差し決着だと考えて良いです。
短距離戦だから分けるのが難しいのですが、こんな感じで想像。(一部の馬のみ)
スタート
まず、ネロがスタートダッシュを決めてハナをとります。この時点で、レースはそれなりのハイペースになるでしょう。
1コーナー~直線
ネロに続いて、ダイアナヘイロー→セイウンコウセイ→ファインニードルなど他の馬がついていって、最内と大外は不利な影響を受けるんじゃないかと想像。
直線~ゴール
1ターンのコーナーを抜けて各馬が直線へ入るが、高低差2mの坂がある上に今週の雨で馬場も渋っていて、タフな馬だけが残る展開に。
伸びあぐねる他の馬を尻目に、4コーナーで8番手あたりに入ったレッドファルクスが大外強襲してくるはず。
そのままレッドファルクスが突き抜けて1着。2,3着争いは先行と差しが混在してどうなるか正直わからんです。
以上、高松宮記念の分析と解説でした。
ひとこと
データってここで取り上げてる以外にも血統とかたくさんあるんだけど、その中でもわかりやすくて且つ個人的に重要だと思っている要素をまとめてます。
筆者自身もまだまだ勉強中なので、「こういうデータもいいんじゃない?」という意見があれば積極的に取り入れていきたいなと思います。よろしくお願いします。