2018/7/1(日)ラジオNIKKEI賞
今年も半分が終わりましたね。
夏競馬はあまり良い思い出がないのですが、今年は頑張っていきたいということで早速見ていきます。
福島11R ラジオNIKKEI賞(GⅢ・芝1,800m)
このレースの予想をする上でまず話しておきたいのが、2013年に開幕週へ移行した点。(引用:佐藤ワタル氏「チャンス襲来!」)
2014年以降は勝ち時計が1秒以上早くなっており、近3年はディープ産駒が3連勝しているように、よりスピードが求められます。
そのため、近5年の傾向に絞って見ていきたいと思います。
ぐろっさの推奨馬
データ的に以下の印になったが、買う気がまったく起きない。データ派とは。
◎イェッツト
〇エイムアンドエンド
▲メイショウテッコン
△1シセイヒテン
△2キボウノダイチ
△3ケイティクレバー
◎イェッツト
筆者は宗教上の理由で鞍上を軸にすることができないが、レース展開を考えると好位差しがしっかりできる同馬が信用できる。
何より戦ってきたのが、ジェネラーレウーノ、コズミックフォース等の重賞で結果を残している相手だからである。鞍上がよっっっぽどヘマをしなければ連対までには入ると思う。
気持ち的には昨年POG指名馬のフィエールマンを軸にしたいところなのだが、キャリア2戦、スローペースの経験のみ、中10週など条件は非常に厳しいと感じる。
〇エイムアンドエンド
先行して早い上がりも使える関東の馬、という条件にぴったり合う。クラシックは参戦しなかったものの、そのおかげか動きが抜群に良くなっており、好走必死と見た。
テンが早い馬なので馬群に包まれずに先行できる強みがあり、前走よりも3kgも軽いので乗り替わりでも大野騎手が魅せてくれると信じる。
▲メイショウテッコン
同じく先行して上がりが使える。本命か対抗になるところだが、関西の馬なのでこの位置まで下げた。
ただ、前走白百合Sをミドルペースで逃げて3馬身差で圧勝しているように、ポテンシャルは一番高いのではないだろうか。
先行して末脚も良し、成績の良い2枠、早い時計にも対応できる、と好走条件は揃っている。逆に言えば、不安な点は関西馬であることと、調教がポリトラックで行われたこと。
△3兄弟
順番に。△1シセイヒテンは、1,600mではあるが、先行してハイ・ミドルペースの競馬にも対応できる点が向くと見た。関東馬で今回は斤量も軽くなるが、勝ち切れないので抑えまで。
△2キボウノダイチは、調教の欄で詳しく説明するが出来は良さそう。2,000m以上のレースを使ってきたが結果を残してるのは1,800mや1,600mなので、距離短縮の今回は狙い目と見た。
△3ケイティクレバーは、近走負けすぎてはいるものの戦ってきた相手が強い。この人気で買えるなら抑えておくべきだと強く思う。鞍上が主戦の小林騎手に戻り、期待度が高い。
①レース傾向
Point①人気馬+穴馬2頭
- 2017年 2-8-9 ミドル
- 2016年 1-9-5 ミドル
- 2015年 1-4-12 ミドル
- 2014年 5-1-7 ハイ
- 2013年 8-14-5 スロー
上記は1-2-3着の人気とレースペース。人気馬が苦戦しているのがよくわかる。
勝ち時計が遅い2013年を除けば、上がり3Fは11秒後半の早いペースを各F毎に刻んでいる。
馬券に絡んだ穴馬の共通点は以下のどちらか。
- 4コーナー3番手以内+上がり3Fが35秒台前半
- 上がり3Fが34秒台前半
Point②関東馬が優勢
15頭中12頭が美浦の馬。さらに言えば、2015年勝ち馬のアンビシャスを除いて栗東の人気馬はすべて4着以下。
(もっと言えば、この時アンビシャスは56.5kgのトップハンデを背負って3馬身差以上の圧勝なので、レベルが違いすぎた)
前日2番人気のメイショウテッコンが栗東からの参戦だがはたして。
②データ分析
前走レース
今年の出走馬の主な前走レースは以下の通り。
- 京都新聞杯(0-0-0-4)
- 共同通信杯(0-0-0-0)※×中9週以上
- 毎日杯(0-0-0-2)
- 白百合S(0-4-0-12)
- プリンシパルS(2-2-2-9)
- 500万下(3-2-2-43)※1,000万下がいない
今年は前走重賞組が少なく、500万下からの参戦が13頭中7頭となっている。
データは少ないが結果を残していない上に1,000万下からの馬もいないため、前走データからは白百合S、プリンシパルS、500万下の馬が軸となる。特に、2勝以上している馬や戦ってきた相手が強い馬に気を付けたい。
なお、共同通信杯からの明けとなるエイムアンドエンドだが、中9週以上は(0-0-0-15)とデータ的には消し(引用:JRA「データ分析」)
枠順
- 1枠(1-0-1-7)
- 2枠(1-2-2-4)
- 3枠(0-1-1-7)
- 4枠(0-0-0-9)
- 5枠(1-0-0-9)
- 6枠(1-2-0-7)
- 7枠(0-0-0-10)
- 8枠(1-0-1-8)
上記は過去5年分。外枠も健闘しているが、基本は内枠有利。外枠の場合は、先行して前目につけるか、追込で馬群に包まれないレース展開が出来ないと厳しい。
③調教
今回から筆者の主観も入れていく。
エイムアンドエンド
美浦Wコース良で3頭併せ、内を強め(52.6-37.5-12.6)。前脚を大きく上げて走るド迫力なフォームで、これまでよりも脚の回転が早くなっている。
特に、直線に入って左手前を右に変えてから回転の切り替わりがすごい。小回りもまったく問題なさそうだ。
ケイティクレバー
栗東CWコース良で単走、外をやや強め(81.8-65.8-51.0-38.4-11.6)。同馬もエイムアンドエンドと同じく、直線に入って右手前に変えてからの回転が速い。
ほとんど馬なりの調教で早い時計が出ていることからも、今回のデキは良いと見た。
キボウノダイチ
栗東CWコースで単走、外目を馬なり(83.4-66.9-51.6-37.5-12.0)。ケイティクレバーと比べると少し遅いが、低いフォームの走りは安定性を感じる。500kgの大型馬だが太さは感じない。
④展開予想
土曜の芝レースのおさらいから。
芝7レース中、3回がミドル、4回はハイペースになった。馬券に絡んだ21頭中16頭は逃げ・先行馬。しかも差しは2着までと、前が止まらないのは明らか。
それを踏まえて出走馬の脚質を見てみると、13頭中6頭は先行する面子。少なくともハイ寄りのミドル以上になることは避けられないだろう。
前に行った先行馬のうちの2頭、そして好位から差してきた1頭で決まると読んでいます。
ミドルペース以上で先行かつ、上がり3Fが35秒台程度で走ったことがあるのは、メイショウテッコンとエイムアンドエンド、シセイヒテン。2頭が穴馬候補か。
以上、ラジオNIKKEI賞の予想でした。最後まで読んで頂いて嬉しいです。