2018/05/06(日) NHKマイルカップ
まずは先週の天春の振り返りから。
◎レインボーラインが見事に1着!予想記事の要素がいろいろハマった感じでしたね。
ただゴール後に跛行していたことがわかったようで…JRAのゴール後インタビューは気を利かせてほしかったですね。
シュヴァルグランも2着になったものの、道中3番手からあの競馬が出来たのは流石。3着クリンチャーも、菊花賞がフロックではないことを証明してくれました。
カレンミロティックは本当にお疲れ様でした。気性が激しいらしいので乗馬が少し心配。
さて本題。
東京11R NHKマイルカップ(GⅠ・芝1,600m)
昨年のNHKマイルはよく覚えてるんですよね。当時推してたアエロリットとボンセルヴィーソがきたから。あと返し馬が一番良く見えたリエノテソーロに2着取られて、めちゃくちゃ悔しかったから。
今年はどの馬が馬券に絡んでもおかしくない混戦模様。多少点数が多くなっても、気になる馬は抑えておいた方が良いかもしれないですね。
ぐろっさの推奨馬
◎タワーオブロンドン
〇テトラドラクマ
▲ケイアイノーテック
△1パクスアメリカーナ
△2ミスターメロディ
△3カツジ
△4レッドヴェイロン
※画像と順番違いますが、有力なのは番号順
◎タワーオブロンドン
1番人気の本命となってしまいますが、馬群から出せれば連対は固そうな1頭。
3走前の京王杯2歳Sは1,400mでしたが、前残りの馬場を7番手から上がり最速の33.2秒で2馬身差の差し切り勝ち。
今回距離は伸びるものの突き抜けた同系の相手もいないので、33秒台の末脚があるならばいけるでしょう。
〇テトラドラクマ
前走のクイーンCは前残り馬場だったとはいえ、1,000m57.8秒で通過してそのまま押し切る強い内容。
今開催の東京競馬場も超高速馬場なので、前目で競馬ができるのは大きな強み。枠も良く、田辺騎手の先行策がハマれば勝ち負けまである。
▲ケイアイノーテック
ずっとマイルを使っている点と、戦ってきた相手の強さを評価しました。
3歳牡馬1級線のダノンプレミアムやジャンダルムと0.6秒差の競馬をしていること、位置取りに自在性がありながら掲示板を外さない安定性の両立。
カツジやパクスアメリカーナに負けていますが、どちらも仕掛けが早すぎて差し切られているだけ。
調教時計・内容も共に良く、今回も好走してくれそうです。
①レース傾向
昨年は2着のリエノテソーロが13番人気だったということもあり、馬連172倍、三連複500倍の荒れ模様に。
過去10年を見ても馬連が100倍を超えた年が4回もあり、穴馬の激走には注目したいところ。
今回は、馬券に絡んだ30頭から共通点を見出していきます。
Point①穴馬の激走パターン
馬券に絡んだ2桁人気の馬は以下の通り。
- 2017年 2着 リエノテソーロ(13人気)
- 2016年 3着 レインボーライン(12人気)
- 2014年 2着 タガノブルグ(17人気)
- 2014年 3着 キングズオブザサン(12人気)
- 2013年 1着 マイネルホウオウ(10人気)
- 2012年 3着 クラレント(15人気)
- 2009年 1着 ジョーカプチーノ(10人気)
- 2009年 3着 グランプリエンゼル(13人気)
- 2008年 3着 ダノンゴーゴー(14人気)
このように様々で、全馬に共通する要素はないが、3つくらいに分ければ条件はいくつかある。
- 上がり3Fが3位以内
- 4コーナー3番手以内
- 4コーナー9番手以内かつ上がり3Fが34.4以内
ちなみに、ハナを取った穴馬は1頭も馬券に絡んでいない。
昨年は6番人気のボンセルヴィーソが3着を取ったが、それ以外は16年メジャーエンブレム、14年ミッキーアイル、12年カレンブラックヒルと、すべて1番人気に推された馬たちだった。
Point②馬格のある先行馬
2014年から、馬体重が478kg以上ある先行馬が勝ち続けている。以下は、勝ち馬の馬体重と4コーナー通過順。
また上の4頭を含め、過去10年で馬券に絡んだ30頭中12頭が478㎏以上かつ4コーナー5番手以内だった。
Point③マイナス馬体重
近5年、15頭中11頭はマイナス馬体重の馬で決まっている(内2頭は±0)。
そのうち9頭は前走重賞組で、さらに絞ってきた馬が好走する傾向にある。
②データ分析
前走レース
出走馬の主な前走レースは以下の通り。今年は皐月賞組がいない。
母数が多いものの、前走ニュージーランドトロフィー組は好成績を残していますね。
今年は前走アーリントンC組が4頭いますが、データがあまりないのはなぜか。
例年では、2月の第4土曜日(または3月の第1土曜日)に行われていたため、中2月も空いていたからです。今年から4月の第2土曜日に開催されるようになり、中3週となりました。
実のところ「中3週」というステップは桜花賞とNZTも当てはまるため、今年のアーリントンC組は良い結果を残すのではと考えています。ただすでに人気してるので買い方が難しい。
また、今年の桜花賞はレコードタイムのハイレベルでした。今回当レースに出走するプリモシーンとアンコールプリュはそれぞれ10,11着でしたが、タイムは例年の勝ち馬並に優秀なのでチャンスはありそうです。
枠順
- 1枠(0-2-2-16)
- 2枠(2-0-1-17)
- 3枠(1-2-1-16)
- 4枠(2-0-0-18)
- 5枠(2-1-1-16)
- 6枠(0-0-3-17)
- 7枠(2-2-1-25)
- 8枠(1-3-1-25)
上記の通り、これといって有利な枠があるわけではなさそう。
1枠と6枠に勝ち馬がいないところが少々気になりますね。今年は最内にNZTの勝ち馬カツジがいますが、はたして。
③調教
4枠7番 タワーオブロンドン
美浦の坂路を馬なりで(53.0-38.0-24.6-12.0)。コーナー手前で僚馬と2馬身ほどの差からアタマ差ほどの先着で、レースでも中団から同じ走りをしてくれれば勝ち切れそう。
6枠11番 ケイアイノーテック
栗東の坂路を強めで(53.9-39.3-25.1-12.2)。僚馬と競り合ってクビ差ほどの先着で、栗東坂路で末脚がこれだけ伸びるなら府中も合うはず。
8枠16番 ミスターメロディ
栗東のCWを強めで単走して(66.5-51.3-37.3-11.6)。時計が非常に良い。直線の走りは前脚を大きく上げる迫力あるものだった。
④展開予想
フルゲートなので展開予想が非常に難解ですが、個人的には高速馬場および差し馬多数のため前残りを想定しています。
- 逃げ…カシアス、テトラドラクマ
- 先行…ミスターメロディ、レッドヴェイロン
- 差し…多数
- 追込…プリモシーン、アンコールプリュ
※一部の馬のみ
あと、今回は同厩舎からの多頭出走が非常に多いです。
- 池添厩舎…カツジ、カシアス
- 中内田厩舎…フロンティア、パクスアメリカーナ
- 藤沢厩舎…ファストアプローチ、タワーオブロンドン、ロックディスタウン
- 藤原厩舎…ギベオン、ミスターメロディ
- 堀厩舎…ルーカス、デルタバローズ
スタート~コーナーまで
逃げを主張しそうなのはカシアスとテトラドラクマ。後者は早いラップでそのまま押し切る競馬が勝ちパターンなので、先頭はテトラドラクマになる想定。
その後ろ先行集団には、リョーノテソーロ、ダノンスマッシュ、デルタバローズ、ミスターメロディーあたりが続くでしょうか。
6,7番手あたりに、ギベオンとレッドヴェイロンが追走。
それ以降は団子状態になりそうですが、有力馬同士がお互いをマークして固まっていそう。
そのためカシアスとテトラドラクマ次第ですが、ハイ寄りのミドルペース想定です。
4コーナー手前~直線
コーナーから捲くっていく競馬をする可能性があるのは、カツジ、プリモシーン、パクスアメリカーナ、ケイアイノーテックあたりか。
直線ではカシアスは早々に後退して、テトラドラクマが内でかなり粘る展開になりそう。
それ以外は馬群から抜け出せるかどうかになりますが、わりと前目につけて良い脚が使えるケイアイノーテックとレッドヴェイロンは、好勝負できるのではと考えています。
後ろ過ぎると、超高速馬場になっている今の東京では届かないでしょう。
以上、NHKマイルカップの予想でした。今週もお読み頂いてありがとうございました。
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