2018/4/22(日)マイラーズC
今週の予想に入る前にまず、先週の皐月賞は予想記事を上げられなくて申し訳なかったです。
軽く振り返ると、◎ジャンダルム〇グレイル▲サンリヴァル△色々、という感じでした。エポカドーロに勝たれて馬券はかすりもしませんでしたね。
レースレベルに疑問を感じましたが、ひとまず推し馬のグレイルは本番でも良い勝負ができることを確認できました。
京都11R マイラーズC(GⅡ / 芝1600m)
さて、じゃあ今回もヒントになりそうなデータをまとめていきます。
ぐろっさの推奨馬
◎モズアスコット
◎〇▲の3頭から。
◎モズアスコット
3走前の渡月橋S(1600万下)で圧勝してから、推し続けてる馬。
前走は逃げ馬をクビ差で差し切れなかった惜しい競馬で、平坦な京都と距離延長は同馬に向いているとみた。
7,8番手あたりで先行勢の様子を見ながら競馬ができるのも、今回プラスに働くでしょう。土曜のルメール騎手の成績が悪かった点が不安。
〇ヤングマンパワー
全22戦中20走がマイルの専用機。2走前にリアルスティール等の牡馬一線級と0.3差の惜しい競馬をしており、昨年の3着馬でもある。(1着イスラボニータ、2着エアスピネル)
美浦の馬ではあるけど、陣営が長期滞在させて入念な調整が行われていることからも、ここは勝ちに来ている可能性が高い。
最内枠番というのが不安なところだが、インが得意な岩田騎手への乗り替わりがプラスとなれば。
▲ブラックムーン
詳しくは後述しますが、今年の京都金杯勝ち馬。
同馬もほぼマイル専用機かつ末脚をしっかり使えるため、展開が噛み合えば決め手はある。
前日の福島牝馬S(GⅢ)で勝った秋山騎手が騎乗するため、キンショーユキヒメと似た騎乗をしてくれれば勝てるイメージはある。
①レース傾向
本レースは2011年と12年を境に阪神から京都に変わったので、12年以降を参考にしていきます。
6年分の結果を見てわかるのは以下の点。
- 5歳馬
- 1枠・5枠は割引(?)
まず目立つのは、18頭中8頭が馬券に絡んでいる5歳馬の活躍。2014年は上位人気のディープ産駒5歳馬で決まったように、実力馬には注目したい。今年出走する5歳馬はエアスピネルとロジクライの2頭。
また、枠順の項で詳しく説明するけど、過去6年の1枠(0-1-0-9)と5枠(0-0-0-11)はほぼ結果を残せていない。上位人気の馬も馬券に絡めていないため、馬群に包まれがちな枠は割引か。
ただし、前日土曜の傾向ではどちらの枠も馬券に絡んでいるので、馬と騎手次第といったところか…?
②データ分析
過去10年分で申し訳ないですが、一応数字の方も見ていきます。過去6年分だけを抽出してまとめるのが面倒だったというわけではない。
前走レース
出走馬の主な前走レースは以下の通り。
一応安定しているのは東京新聞杯組。今回は3頭出走しているけども、どの馬も穴なので紐に一考か?
ちなみに頭の良い皆様ならお気づきだと思いますが、毎年勝ち馬の前走レースがバラバラ。中日新聞杯とか中山記念とか香港マイルとか。
開催が開幕2週目の京都であることや、今年のメンバーレベルから見ても一波乱あってもおかしくない。
というわけでOP特別組も侮れない。上位人気を厚く買うのも一考だが、重賞で好走した実績馬を軸にして、OP特別組の伏兵を考えた買い方をしてみたい。
【補足】京都金杯との関連
面白い情報を1つ。
実は本レースが京都マイルに代わってから、同年の京都金杯勝ち馬が出走した年は必ず馬券に絡んでいる。今年の勝ち馬はブラックムーン。
※エアスピネルとエキストラエンドは東京新聞杯を挟んでの出走。
[引用元]
https://fukakukeiba.com/milers-cup/
枠順
その年によって頭数が変わるレースなので、少しばらつきがある。過去6年分がんばってまとめました。
- 1枠(0-1-0-9)
- 2枠(2-2-0-7)
- 3枠(0-1-2-8)
- 4枠(0-1-1-9)
- 5枠(0-0-0-11)
- 6枠(0-0-3-9)
- 7枠(1-1-0-13)
- 8枠(3-0-0-12)
一番期待できるのは2枠。次点で3枠・6枠といったところか。
7枠や8枠も馬券に絡んではいるけども、今回は人気薄が固まっていてなんとも言えない気持ち。ただ、グァンチャーレの調教は良かった。
③調教時計
ほとんどの追い切りが不良または重馬場で行われたため、本番で一変する可能性がある。それにしても上位人気以外の馬の好時計が目立つ。
エアスピネルは、僚馬の鞍上に何度もチラ見されて「まだ(追ってこないの)?」という印象を受けたため不安が大きい。
モズアスコットは勢いこそ凄いけど、それにしたって真っすぐ走れてないので不安。
ロジクライは平凡。
以下、よく見えた数頭をピックアップ。
1枠1番 ヤングマンパワー
栗東Wの不良で(81.6-65.0-50.2-36.6-11.9)。3頭合わせで3馬身程の追走から、一杯に追われて半馬身程の先着。動きも時計も非常に良く、滞在期間など他の観点からも陣営の本気度が伺える。
6枠10番 ブラックムーン
栗東Wの不良で(83.3-67.4-52.6-38.5-12.1)。同じく3頭合わせで3馬身程の追走から、一杯に追われて2馬身程の先着。一番外目を走って僚馬を圧倒しているので、こちらもコンディションが良い。
8枠14番 グアンチャーレ
栗東坂の不良で(52.4-37.4-24.2-12.1)。単走ではあるものの、不良馬場+馬なりでこの好タイム。走りも、軸がブレずに真っ直ぐ走れていて整っていた。
④展開予想
まず始めに。京都のため前残りを軸にして考えたい方が多いと思いますが、前日土曜の京都はほぼ差し決着の傾向でした。
マイルでも上がり3F最速が34秒台前半の時計がかかる馬場で、今回は先行馬も多いため、差し決着読みです。
(※一部の馬は省略)
スタート~コーナー終わり
どの馬がハナを取るかは難しいところですが、ロジクライとエアスピネルが飛び出していくでしょう。
番手集団にヤングマンパワー、ベルキャニオン、ムーンクレスト、ダッシングブレイズが続いて、その後ろにグァンチャーレ、モズアスコットが追走。
最後方では、サングレーザーとブラックムーン。ブラックムーンの方がやや前にいる想定。
先行集団が多いため、1,000mは57秒後半くらいのペースになると考えてます。
直線~ゴール
直線に向いて先行馬が徐々に後退していく中、内からヤングマンパワーがじわじわ伸びてきて、その後ろで外に出してモズアスコットも追走。
カーブで徐々に位置を上げたブラックムーンも伸びてきて、最後方から大外をぶん回してサングレーザーも伸びてくるが、追込は直線足りず。
中団からモズアスコットが差し切ってゴールイン。内で粘ったヤングマンパワーと、外から伸びてきたブラックムーンが食い込んでフィニッシュ。
こんな感じで考えてます。
以上、マイラーズCの予想でした。