2018桜花賞回顧
平日は長いのに休日は一瞬で終わるの不公平。
半分以上は競馬に持ってかれるんですけどね。楽しいからやめられね。
というわけで、今週もやっていきます。
桜花賞
1着 アーモンドアイ
2着 ラッキーライラック(1 3/4)
3着 リリーノーブル(1/2)
4着 トーセンブレス(1 3/4)
5着 マウレア(ハナ)
タイム 1.33.1(桜花賞レコード)
1,000m 58.7
前半3F 34.5
後半3F 34.4
POG馬のアーモンドアイが見事な差し切り勝ち。展開がスローにならなかったことも味方したけど、上がり3F33.2の末脚は魅せつけてくれたなあ(上がり2位はトーセンブレスの34.2で1.0秒差)。
アーモンドアイが勝ったとはいえ、他4頭は阪神JFの1~4着で決まったことからも、この5頭は素質が高いと感じさせるレースでした。
推奨馬の振り返り
上位に挙げた3頭で決まったのに、3連単は◎-〇-▲の分しか持っていなかった。馬券はアーモンドアイとリリーノーブルの単勝、◎▲-△の馬連とワイドだったので単勝しか取れませんでした。
ぶっちゃけアーモンドアイをそこまで信用できなかったことと、ラッキーライラック×石橋Jに無敗でオークスへ行ってほしい気持ちが後押しして、買い目をミスった。一貫性は持つようにしよ。
◎リリーノーブル
3着。アーモンドアイには及ばなかったものの、あと50mあればラッキーライラックを差し切る脚色はあった。
レースは6番手で外目を進んでいくことができて、掛かってしまうこともなく上手いこと回ってきたと思う。とても賢い馬だなと感じた。
掛からずに前目で競馬ができるのはとても大きな強みだと感じるので、距離延長は歓迎なのでは。どちらかというと、トップスピードに乗るまでに時間がかかるタイプとみた。ルーラーシップ産駒だからたぶんそう。
〇アーモンドアイ
1着。追込好きとして、今回のレースで今後も単勝を買い続けることが決定した。
強い先行馬が多かったこのレースを、差し切って勝ったのは大きい。1頭だけレベルの違う末脚の強さだった。
小柄ながら飛びの大きい同馬なら府中で末脚をさらに活かせるし、母フサイチパンドラは2006年オークスの2着馬(1着カワカミプリンセス)。唯一の懸念事項である距離延長も不安はない。
余談だけども、フサイチパンドラは去年の12月に亡くなったらしい。
▲ラッキーライラック
2着。先行馬が多かったこのレース、1枠1番であの立ち回りができたのは同馬だけだったに違いない。
スタートから200mくらいでコーディエライトとアンヴァルに被されてからは、道中3番手あたりをじっと追走。このままだと前が詰まるかと思いきや、直線向いて少し開いた2頭の外目を抜け出してきた。
賢くて操縦性の高い馬。リリーノーブル同様強い先行馬なので、引退まで活躍し続けるだろうなあ。あのオルフェーブルの産駒にしてはお利口さん。
△アンヴァル
17着。スタートは良かったものの、道中はラッキーライラックを追走して、直線ではずるずると後退してしまった。
アーモンドアイと同じくロードカナロア産駒で、Fレビュー4着にもかかわらず14番人気。チャンスと思ったけど、出走レースを見てわかる通りスプリンター適性が高い。
母アルーリングボイスが、小倉2歳S(1200m)やファンタジーS(1400m)を勝っていることからもそれは明らかで、そこまで確認してなかった。
今回は適正外なので度外視して、今後距離短縮で人気が落ちるなら全力で買いたい。
△レッドサクヤ
7着。調教映像が一番良かったのと、松山騎手とのコンビだったので頑張ってほしい気持ちで応援してた。
レースでは積極的な先行策で5番手あたりを追走。直線向いてからはラッキーライラックに並びかけるも、坂で失速してしまった。ただ、坂を上がってからもうひと伸びできたので距離は問題なさそう。
4着から7着までは全頭ハナ差の大接戦。3着リリーノーブルとは0.3秒差と、かなり良い結果を残せたと思う。
今後は得意な京都や、芝の荒れていない中京の内枠で勝負していきたい。
△ハーレムライン
14着。同馬がハナを取りに行くと思い込んでたんだけど、道中は6番手中を追走(内にリバティハイツ、外にリリーノーブル)。直線ではラッキーライラックの後ろを追いかけていたけれども、リバティハイツとレッドサクヤに挟まれる形で徐々に失速。
上がりの使える先行馬タイプではあるけれども、今回は展開が早く相手も強かったか。キャリア8戦もちょっと使いすぎたかなって印象だった。
未勝利戦とはいえ、中山では3回走って(1-1-1-0)と好成績。距離延長、あるいはカーブが多いコースで復活できそう。
データの振り返り
要点を振り返っていきます。
レース傾向
- 内枠不利→△
- 前走1着馬→◎
- ディープ産駒→?
内枠不利について。今年は1~3枠の着順が2-6-7-8-11-取消と、そこそこ良い結果を残した。ただ、2枠3番のリバティハイツは枠が良ければ3着もあったかもしれない。
前走1着馬について。今年はアーモンドアイ(シンザン記念)とラッキーライラック(チューリップ賞)の前走1着馬ワンツーフィニッシュ。ただし、今年はチューリップ賞(および阪神JF)組のレベルが高い。
ディープ産駒について。ロードカナロア-オルフェーブル-ルーラーシップで決まったためデータ通りとはいかなかったが、各産駒の代表牝馬が集まった感がすごい。僅差の4,5,7着はディープ産駒なので、やはり桜花賞(というよりも阪神1600m)はディープ産駒を重視した方が良い。
前走レース
結論から言うと、今年も上位3頭は前走西側のレースに出走した馬の決着となった。これで6年連続ということになるから驚きだ。
シンザン記念から直行したアーモンドアイを除けば、チューリップ賞組で決まっている点も例年通り。当然ながら、王道ローテで結果を残す馬は桜花賞も強い。
枠順
- 1枠(0-0-1-19)→2着 ラッキーライラック
- 2枠(0-0-0-19)
- 3枠(1-1-0-18)
- 4枠(2-2-0-15)→4着 トーセンブレス
- 5枠(4-0-3-13)→3着 リリーノーブル
- 6枠(0-2-2-16)
- 7枠(2-2-3-23)→1着 アーモンドアイ
- 8枠(1-3-1-25)→5着 マウレア
上から順に見ていく。
1枠1番で今回印を下げた方も多いであろうラッキーライラックだが、レースでは石橋Jが120%馬の力を引き出せる騎乗をした。結果、データ通りにはいかず2着。これで降ろされたらどうすりゃいいのってレベルだった。
5枠9番で最良の枠を手に入れたリリーノーブルだったが、今回は1,2着馬が強すぎた。3着のタイム(1.33.5)は、例年の平均から言うと勝ち切っているレベル。
また、チューリップ賞2着のマウレアは5着だったが、枠が入れ替わっていたら3着になっていたのはマウレアだったと思う。
7枠で過去に3着内に入った馬は追込タイプの馬が多く、アーモンドアイもその条件にピッタリだった。前走シンザン記念でも3枠スタートから下げて馬群の外から差し切ったように、外枠は相性が良い。
以上、長くなったけど桜花賞の振り返りでした。気になるところや書いてないことがあったら、コメントお願いしまーす。