2018/3/25(日)高松宮記念
フェブラリーSに続き、今年2回目のGⅠ。
4月に皐月賞があって、あっという間にダービーがくる。マジで1年早い。
中京11R 高松宮記念(GⅠ/芝B1200m)
今年もフルゲート。結構好メンツだと思う。
昨年は見れなくて一昨年は見てたけど、ビッグアーサーが1.06.7という驚異的なレコードで勝ったのが印象的だったなあ。
過去10年、勝ち馬は1~5人気からのみ決まってる。その一方で、10人気以下が(0-1-3-83)と穴馬の活躍もたまにある。短距離らしいね。
ぐろっさの推奨馬
〇ファインニードル
▲ネロ
△キングハート
☆ブリザード
消セイウンコウセイ
まず◎〇▲の3頭から軽く解説。
◎レッドファルクス
ぶっちゃけ、中京コースでこの馬が飛ぶイメージがまったく想像できない。同馬の中京成績は(3-0-1-0)で文句なし。 そして後述する様々なデータが後押しするように、1番人気でも今回切ることはできませんでした。
前走は位置が後ろすぎるにも関わらず3着で、鞍上がデムーロに戻った今、不安要素はほぼありません。
〇ファインニードル
前走シルクロードSでは、昨年の勝ち馬セイウンコウセイに0.3秒差の完勝。馬体・調教ともに優れた状態で、こちらも信用できる。シルクロードS組は実績もあり、相手としては申し分ない。
▲ネロ
前走オーシャンSでは、4着だったものの0.1秒差の惜しい内容だった。また前々走の京阪杯でもハナを切って勝ち切っているように、タフさも兼ね備えた逃げ馬と言える。
傾向からして逃げ切り勝ちというのは考えていないが、調教でもしっかり動いており、ミナリクJが前走から引き続き騎乗するのもプラス。
①レース傾向
過去10年の傾向を見ていて気づいたのは、以下の2点。
- 先行有利
- 毎年必ず1頭は前走1400m組が入る
スプリント戦ということもあって、4コーナーで7番手以内の馬が30頭中20頭。さらに10番手より後ろの馬は2着までで勝ちは無い。
それから前走1400m組が絡むのは、毎年この時期の中京1200mがそれだけタフな馬場であることを意味していると思う。
本日3月24日に行われた中京12Rの岡崎特別(芝1200m,稍重)で、3着にシンボリバーグ(前走芝1400m)が絡んでいることからも、その傾向は出てる。
②データ分析
基本フルゲートだからデータ量も多いぞー書くの大変だぞー
前走レース
今年の出走馬の主な前走は以下の通り。(一部の馬のみ)
- 阪神C(2-2-1-15)→ダンスディレクター
- 阪急杯(3-5-3-42)→ダイアナヘイロー、レッドファルクス
- オーシャンS(3-2-3-59)→ナックビーナス、ネロなど多数
- シルクロードS(3-1-3-17)→ファインニードル、セイウンコウセイ
- フェブラリーS(0-0-0-4)→レッツゴードンキ
- 海外GⅠ(1-0-1-3)→ブリザード
(※阪神Cのみ過去5年分)
過去10年馬券になったのは前走重賞組のみだけど、今年はすべての出走馬が前走重賞。特にオーシャンS組が9頭も出走して多いけど、数字的には阪急杯組が優秀かな。
ただレッツゴードンキだけは、後述するデータでもマイナスが目立つ。
その他の前走データ
- 1200m(7-4-7-83) 6.9% 10.9% 17.8%
- 1400m(3-6-3-51) 4.8% 14.3% 19.0%
- 1600m(0-0-0-10)
- ダート(0-0-0-9)
「レース傾向」でも触れたけど、ご覧の通り連対率・複勝率ともに前走1400m組の方が優秀。また、前走1600mおよびダートは消しというデータに。
枠順
過去10年の枠順成績は以下の通り。
- 1枠(0-0-1-11/12)
- 2枠(2-1-0-9/12)
- 3枠(2-1-0-9/12)
- 4枠(0-0-2-10/12)
- 5枠(1-0-1-10/12)
- 6枠(1-1-0-10/12)
- 7枠(0-1-1-15/17)
- 8枠(0-2-1-15/18)
1枠は不振、一方で2,3枠は良好。外枠はそれほど悪くはない。
昨年の勝ち馬で今回1枠1番のセイウンコウセイにとっては厳しいデータで、2枠3番ブリザード、3枠6番のレッドファルクスはおさえたいところ。
③調教時計
良く見えた何頭かをピックアップ。
3枠6番 レッドファルクス
美浦南W稍で(66.6-51.1-38.4-13.1)。一杯に追ってこの時計だが、とにかく迫力がすごい。直線向いていつものように外から飛んでくる。
5枠9番 ファインニードル
栗東坂路重で(54.3-39.5-25.7-12.8)。馬なりでしっかりと伸びている。前脚の伸び方(?)が一番綺麗で力強く見えた。あと馬体の毛艶がめちゃくちゃ良い。
8枠17番 キングハート
美浦南W稍で(82.2-66.0-51.4-37.9-12.3)。一杯追いでレッドファルクスよりも良い時計。前走オーシャンSを勝ち切った状態を保っているようで、今回も好走の予感。
④展開予想
序盤で先行有利とは言いましたが、逃げ切り勝ちというケースは非常に稀なレースです。ほとんどは好位差し決着だと考えて良いです。
短距離戦だから分けるのが難しいのですが、こんな感じで想像。(一部の馬のみ)
スタート
まず、ネロがスタートダッシュを決めてハナをとります。この時点で、レースはそれなりのハイペースになるでしょう。
1コーナー~直線
ネロに続いて、ダイアナヘイロー→セイウンコウセイ→ファインニードルなど他の馬がついていって、最内と大外は不利な影響を受けるんじゃないかと想像。
直線~ゴール
1ターンのコーナーを抜けて各馬が直線へ入るが、高低差2mの坂がある上に今週の雨で馬場も渋っていて、タフな馬だけが残る展開に。
伸びあぐねる他の馬を尻目に、4コーナーで8番手あたりに入ったレッドファルクスが大外強襲してくるはず。
そのままレッドファルクスが突き抜けて1着。2,3着争いは先行と差しが混在してどうなるか正直わからんです。
以上、高松宮記念の分析と解説でした。
ひとこと
データってここで取り上げてる以外にも血統とかたくさんあるんだけど、その中でもわかりやすくて且つ個人的に重要だと思っている要素をまとめてます。
筆者自身もまだまだ勉強中なので、「こういうデータもいいんじゃない?」という意見があれば積極的に取り入れていきたいなと思います。よろしくお願いします。